【3歳半】子どもとのふれあい方12選|親子で楽しむ遊びと関わり

ふれあいのページ:3歳半

3歳半ごろは、言葉でのやり取りが増え、役を分け合ったごっこ遊びや、簡単なルールのある遊びを楽しむ子も増えてきます。「勝った」「負けた」が分かりはじめ、悔しくて泣くこともあります。このページでは、3歳半の子どもと親子で楽しみやすい遊びを12個、「なぜいいの?」とあわせてご紹介します。全部やる必要はありません。その日の子どもの様子や、一緒に遊ぶ大人の体調に合わせて、気になったものを一つ試してみてくださいね。発達や生活リズム全般は、【3歳半】発達・言葉・友だち関係まとめもあわせてご覧ください。

保育士で三児の母が選びました

3歳半のふれあいは、「役を分け合う」「ルールを共有する」「一緒に作る」楽しさが広がります。ごっこ遊びの設定は細かくなり、大人にも役を割り振ってくれます。簡単なゲームも楽しめるようになりますが、負けると悔しくて泣くことも。勝ち負けより、一緒に遊ぶ楽しさを大切にしてあげてください。園から帰って疲れている日もあります。その日の様子に合わせて、無理なく楽しみましょう。

体を使って遊ぶ

1. 鬼ごっこ・しっぽ取り

3歳半ごろになると、「追いかける人」「逃げる人」といった簡単なルールが分かり、一緒に楽しめる子も増えてきます。ズボンにタオルをはさんで「しっぽ取り」にすると、さらに盛り上がります。広く安全な場所で、周りにぶつかると危険なものがないか確認してから遊びましょう。
💛 なぜいいの? ルールを一緒に守りながら、追いかけっこを楽しめます。

2. だるまさんがころんだ

「だるまさんがころんだ」の声を聞いて、動いたり止まったり。3歳半ごろは、じっと止まることも、少しずつできるようになります。厳密にルールを守らせなくて大丈夫。動いてしまっても笑って、また始めるくらいがちょうどいいですよ。
💛 なぜいいの? 大人と一緒に、ルールのある遊びを楽しむ経験になります。

3. ボール遊び(投げる・蹴る・受ける)

やわらかいボールを投げたり、蹴ったり、向かい合って転がしたり。投げたり蹴ったりするだけでなく、両手で受け止めようとする姿も見られるようになります。まだ難しければ、転がし合うだけでも十分です。的を置いて当てる遊びや、かごに入れる遊びも楽しめます。
💛 なぜいいの? 「いくよ」「どうぞ」と声をかけ合いながら、一緒に楽しめます。

4. ジャンプ・ケンケンパ・線遊び

床にテープや輪を並べて、「ここからここまでジャンプ!」と進んでみましょう。両足ジャンプや線の上歩き、できそうなら片足立ちやケンケンにも挑戦。うまくできなくても大丈夫です。周囲にぶつかると危険なものがないか確認してから遊びましょう。
💛 なぜいいの? 「見て、できた」を、大人にすぐ見てもらえる喜びがあります。

作って遊ぶ

5. 積み木・ブロックで作る

3歳半ごろは、「おうち」「駐車場」など、しっかり見立てて作る姿が増えます。作ったものについて説明してくれることも。「ここが入り口なんだね」と、子どもの説明を受けとめながら楽しみましょう。作ったものを使って、そのままごっこ遊びに発展することもあります。
💛 なぜいいの? 自分が作ったものを、大人に受けとめてもらう喜びがあります。

6. お絵かき

丸に手足をつけて「ママ」、線を足して「おうち」。3歳半ごろは、描いたものに意味を持たせる姿が増えます。上手に描けなくて大丈夫。大人から「これ、なあに?」と答えを求めすぎず、子どもが話しはじめたら「そうなんだ」と聞いてあげると、のびのび描きやすくなります。
💛 なぜいいの? 描いたものについて話すことで、自分のイメージを大人と共有できます。

7. はさみ・のりで工作

子ども用のはさみで、細長い紙を一回切りしたり、慣れてきたら線に沿って切ったりしてみましょう。切った紙を、のりで貼って何か作るのも楽しい時期です。はさみは、必ず大人がそばで見守り、座って使います。使い終わったら、子どもの手が届かない場所へ片づけましょう。
💛 なぜいいの? 道具を使って作る楽しさを、大人と一緒に味わえます。

8. ねんど・粘土あそび

丸める、のばす、つぶす、型で抜く。3歳半ごろは、「ケーキ」「へび」「ごはん」など、作ったものに名前をつけ、そのままごっこ遊びに発展することもあります。「何作ったの?」と答えを求めるより、子どもが話しはじめたら、その世界に付き合ってみましょう。対象年齢を確認し、子ども向けのものを使ってください。
💛 なぜいいの? 作ったものを使って、遊びが広がっていきます。

想像して遊ぶ・生活を楽しむ

9. ごっこ遊び(お店・お医者さん・家族)

「いらっしゃいませ」「どこが痛いですか」「私がお母さんね」。3歳半ごろは、役を決めて言葉をやり取りするごっこ遊びが、より豊かになってきます。大人にも「赤ちゃん役ね」「お客さんね」と役を割り振ってくれることも。そんなときは、子どもが決めた設定にそのまま乗ってみましょう。「それは違うよ」と直すより、その子が作った世界を一緒に楽しむのがおすすめです。
💛 なぜいいの? 大好きな大人が自分の作った世界に入ってくれることで、イメージや気持ちを一緒に共有できます。

10. 一緒にお手伝い

洗濯物を運ぶ、タオルをたたむ、テーブルを拭く、野菜を洗う、配膳を手伝う。3歳半ごろは、大人と一緒に簡単なお手伝いを楽しめるようになる子もいます。時間はかかりますが、「ありがとう、助かった」と伝えると、とてもうれしそうにします。刃物や火のそばは避け、安全な範囲でお願いしましょう。
💛 なぜいいの? 「自分でできた」「役に立てた」といううれしさを味わえます。

言葉・ルールを楽しむ

11. 絵本・お話

3歳半ごろは、少し長い物語も楽しめるようになります。「このあとどうなるかな?」と一緒に想像してみたり、読み終わってから「面白かったね」と話したり。子どもから話しはじめたら、ゆっくり聞いてあげましょう。毎回質問する必要はありません。物語を一緒に楽しむだけでも十分です。
💛 なぜいいの? 物語を一緒に楽しみ、気持ちを共有する時間になります。

12. かるた・すごろく・簡単なカードゲーム

3歳半ごろは、順番を待つ、ルールを守るといったことが、少しずつできるようになります。かるたやすごろくなど、簡単なゲームを楽しめる時期です。負けると悔しくて泣くこともあります。そんなときは「悔しかったね」と受けとめながら、まずは短時間で終わるゲームや、勝ち負けのない遊び方から始めても大丈夫です。ルールを完璧に守ることより、「家族と一緒に遊ぶのって楽しい」と感じられることを大切にしましょう。
💛 なぜいいの? 順番を待ち、家族と一緒に楽しむ経験になります。

保育士おすすめ「まずはこの中から」
全部を毎日やる必要はありません。子どもが興味を示したものを、その日の気分に合わせて1つ、2つ選べば十分です。順位や優劣があるわけではありません。園から帰って疲れている日は、絵本を1冊読むだけでも、十分なふれあいになりますよ。

3歳半の「相手の気持ちに気づく力」を大切に

3歳半ごろになると、友だちの表情を見て「泣いてる」「怒ってる」と気づいたり、「かわいそう」と言ったりする姿が見られることがあります。自分とは違う相手の気持ちにも、少しずつ目が向きはじめる時期です。心理学には、相手の考えや気持ちなどを推し量る働きを心の理論と呼ぶ考え方があります。こうした理解は幼児期を通して少しずつ育っていきます。

ただ、相手の気持ちに気づくことと、自分の行動を止められることは別です。「取ったら悲しい」と分かっていても、欲しくて手が出てしまうことはあります。そんなときは、「〇〇ちゃんも使いたかったみたいだね」と、大人が気持ちを言葉にして伝えてあげましょう。ごっこ遊びでいろいろな役になって遊ぶことも、自分とは違う立場を経験する機会になります。

ふれあう時間は、どれくらい?

「何分くらい遊べばいいの?」と気になる方もいますが、長い時間遊ばなければいけない、という決まりはありません。短い時間でも、一緒に笑ったり、話を聞いたりする時間は大切なふれあいです。3歳半ごろは、好きな遊びを長く続けられる子も増えてきます。ただ、園に通っている子は、帰ってから疲れていることもあります。「もうやらない」と離れたら、無理に続けなくて大丈夫。その日の様子に合わせて楽しみましょう。

今日、1つだけやるなら

今日1つだけなら、子どものごっこ遊びに「役」として入ってみてください。「いらっしゃいませ」と言ったら「これください」、「あなたはお父さん役ね」と言われたら、そのまま演じてみる。それだけで十分です。特別なおもちゃも準備もいりません。子どもが作った世界に、大人が少し参加する。それだけでも、楽しい親子の時間になりますよ。

遊ぶときの安全ポイント

遊びに使うものは対象年齢を確認し、口に入る大きさのものや、壊れやすいもの、首や体に絡まるひも状のものに注意しましょう。走る・跳ぶ・のぼる遊びは、周囲に家具の角や硬いものがない場所で、大人がそばで見守ります。高い場所から飛び降りるなど、転落やけがにつながる遊びは避けましょう。はさみは、必ず大人がそばについて、座って使い、使い終わったら子どもの手が届かない場所へ片づけてください。外遊びでは、フードや長いひものついた服、マフラーは、遊具に引っかかる危険があるため避けましょう。

よくある質問

Q. 負けると泣いてしまいます。
3歳半ごろは、勝ち負けを理解しはじめる一方で、気持ちの切り替えはまだ難しい時期です。「悔しかったね」と気持ちを受けとめてあげましょう。毎回わざと負ける必要はありません。勝ち負けのない遊びに変える、ルールを簡単にするなど、その子が楽しめる形に調整して大丈夫です。

Q. ごっこ遊びに、どう付き合えばいいですか。
子どもが決めた役や設定に、そのまま乗るのがいちばんです。「こうしたら?」と大人が正そうとすると、遊びが止まってしまうことも。お客さん役や赤ちゃん役など、受け身の役を引き受けると、気楽に付き合えますよ。

Q. 友だちと遊びたがりません。
3歳半ごろでも、一人でじっくり遊びたい子はいます。人見知りが強い子、大人との遊びを好む子もいて、それもその子らしさです。無理に輪に入れようとせず、その子のペースを大切にしてあげてください。園などでも一人で過ごすことが多く、本人が困っているように見える場合や、ほかにも気になる様子がある場合は、先生に普段の様子を聞いてみましょう。

Q. 園から帰ると疲れていて、遊べません。
集団生活は、子どもにとってかなりの体力と気力を使います。帰ってからごろごろしたり、機嫌が悪くなったりするのは、自然なことです。無理に遊ばせようとせず、そばにいるだけでも十分。絵本を1冊読む、抱っこで話を聞く。それも立派なふれあいですよ。

3歳半の遊びで育つ力

3歳半の遊びには、体を動かす、手や指を使う、言葉を交わす、順番を待つ、誰かになりきるなど、さまざまな経験が含まれています。けれど、「この遊びをすれば、この力が伸びる」と考えすぎなくて大丈夫です。子どもは、好きな遊びを繰り返しながら、いろいろなことを経験していきます。特別な教材を用意するより、今その子が夢中になっていることを、一緒に楽しんであげてくださいね。

次に読む

👩‍🏫
このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報です。ふれあいは、お子さんの体調や、一緒に遊ぶ大人の体調に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。ご心配なことがある場合は、かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました