【3歳】子どもとのふれあい方10選|親子で楽しむ遊びと関わり

ふれあいのページ:3歳

3歳ごろは、会話のやり取りが増え、役を決めたごっこ遊びや、簡単なルールのある遊びを楽しむ子も増えてくる時期です。走る、跳ぶ、のぼるなど、体を使った遊びの幅も広がります。このページでは、3歳の子どもと親子で楽しみやすい遊びを10個選び、それぞれ「なぜいいの?」も添えてご紹介します。全部やる必要はありません。その日の子どもの様子や、一緒に遊ぶ大人の体調に合わせて、気になったものを一つ試してみてくださいね。発達や生活リズム全般は、【3歳】発達・言葉・3歳児健診まとめもあわせてご覧ください。

保育士で三児の母が選びました

3歳のふれあいは、「役になりきる」「会話を楽しむ」「一緒にルールを守る」楽しさが広がります。お店やさん、お医者さん、家族ごっこ。役を決めて、その人らしく振る舞う遊びが、ぐんと広がっていく時期です。簡単なルールのある遊びも、少しずつ楽しめるようになります。ただ、負けると悔しくて泣くことも。勝ち負けより、一緒に遊ぶ楽しさを大切にしてあげてください。

体を使って遊ぶ

1. 鬼ごっこ・しっぽ取り

3歳ごろになると、追いかける・逃げるだけでなく、「タッチしたら交代」など、簡単なルールを楽しむ子も増えてきます。ズボンにタオルをはさんで「しっぽ取り」にすると、さらに盛り上がります。広く安全な場所で、周りにぶつかると危険なものがないか確認してから遊びましょう。
💛 なぜいいの? 大人と簡単なルールを共有しながら、思いきり体を動かせます。

2. ボール遊び(投げる・蹴る・受ける)

やわらかいボールを投げたり、蹴ったり、向かい合って転がしたりします。3歳ごろになると、飛んできたボールを受け止めようとする姿も見られます。うまく取れなくても大丈夫。「いくよ」「もう1回」と声をかけ合いながら楽しみましょう。的を作って当てる遊びにしても楽しめます。
💛 なぜいいの? 「いくよ」「どうぞ」と声をかけ合いながら、体を動かす楽しさを共有できます。

3. だるまさんがころんだ

「だるまさんがころんだ」の声を聞いて動いたり止まったりします。3歳ごろは、こうした簡単なルールのある遊びを楽しみはじめる子もいます。途中で動いてしまっても、厳しくやり直させなくて大丈夫。「動いちゃったね」と笑って、また続けるくらいで十分です。
💛 なぜいいの? 大人と一緒に、ルールのある遊びを楽しむ経験になります。

4. おうち運動コース(ジャンプ・一本橋・トンネル)

床にテープを貼って一本橋にしたり、大きな段ボールをトンネルにしたり、クッションをよけながら歩いたり。最後に両足でジャンプしてゴール、というように、いくつかの動きをつなげると楽しい遊びになります。片足立ちができる子は、「ここで片足!」を入れても。できない動きがあっても大丈夫です。周囲に家具の角やかたいものがないか確認し、無理のない動きで楽しみましょう。
💛 なぜいいの? 「次はトンネル!」と大人とやり取りしながら、いろいろな体の動きを楽しめます。

手や指を使って作る

5. 積み木・ブロックで作る

3歳ごろは、「おうち」「駐車場」など、しっかり見立てて作る姿が増えます。作ったものについて説明してくれることも。「ここ高いね」「長くつながったね」など、見えたことを言葉にしながら、子どもが説明してくれたら聞いてあげましょう。
💛 なぜいいの? 自分が作ったものを、大人に受けとめてもらう喜びがあります。

6. お絵かき

3歳ごろは、丸や線を組み合わせて描き、「これはママ」「これは車」と、自分なりの意味をつける姿も見られます。何かに見えなくても大丈夫。「赤をたくさん使ったね」「大きく描いたね」と、描いたことそのものを受けとめてあげましょう。子どもから話しはじめたら、ゆっくり聞いてあげてください。
💛 なぜいいの? 描いたものについて話すことで、自分のイメージを大人と共有できます。

7. はさみ・のりで工作

子ども用のはさみで、細長い紙を一回切りしてみたり、切った紙をのりで貼ったりします。きれいな作品を完成させなくても大丈夫。「切れた」「貼れた」という経験そのものを楽しみましょう。はさみは、必ず大人がそばで見守り、座って使います。使い終わったら、子どもの手が届かない場所へ片づけましょう。
💛 なぜいいの? 道具を使って作る楽しさを、大人と一緒に味わえます。

なりきる・生活を楽しむ

8. ごっこ遊び(お店・お医者さん・家族ごっこ)

「いらっしゃいませ」「どこが痛いですか」「私がお母さんね」。3歳ごろは、役を決めて、その人になりきって遊ぶ姿が増えてきます。大人は、子どもが決めた設定に少し乗るだけで十分です。お店ならお客さん、お医者さんなら患者さん、家族ごっこなら子どもが決めた役をやってみましょう。「それは違うよ」と大人が展開を直さず、子どもの作った世界を楽しんであげてください。
💛 なぜいいの? 自分で考えた世界を、大好きな人と共有する楽しさを味わえます。

9. 一緒にお手伝い

洗濯物を運ぶ、タオルをたたむ、テーブルを拭く、野菜を洗う。3歳ごろは、大人と一緒に簡単なお手伝いを楽しめるようになる子もいます。時間はかかりますが、「ありがとう、助かった」と伝えると、とてもうれしそうにします。刃物や火のそばは避け、安全な範囲でお願いしましょう。
💛 なぜいいの? 「自分でできた」「役に立てた」といううれしさを味わえます。

言葉を楽しむ

10. 絵本・ことば遊び

物語のある絵本を一緒に読んだり、「赤いもの、何があるかな?」「動物の名前、言ってみよう」と言葉を出し合ったりします。3歳ごろになると、簡単なしりとりを楽しむ子もいますが、まだ難しくてもまったく問題ありません。絵本の途中で「このあとどうなるかな?」と想像してみるのも楽しい遊びです。答えを求めすぎず、子どもの言葉を楽しみましょう。
💛 なぜいいの? 言葉や物語を、大人と一緒に楽しむ時間になります。

保育士おすすめ「まずはこの中から」
全部を毎日やる必要はありません。子どもが興味を示したものを、その日の気分に合わせて1つ、2つ選べば十分です。順位や優劣があるわけではありません。今日は絵本だけ、今日は鬼ごっこだけ。それで十分なふれあいになりますよ。

3歳の「なりきる力」を大切に

3歳ごろは、ままごとで「お母さん役」「赤ちゃん役」のように、役を決めて遊ぶ姿も増えてきます。心理学では、こうした遊びを役割遊びと呼びます。役割のあるごっこ遊びでは、自分とは違う立場になって話したり、相手の返事を受けて遊びを続けたりします。大人も役をもらったら、子どもの作った世界に少しだけ入ってみましょう。

また、この時期は、「自分でできた」という経験が、うれしさや次の「やってみたい」につながることがあります。うまくいかないと悔しがることもありますが、できないところだけ、そっと手を添える。できたら、一緒に喜ぶ。正しくできることより、やってみたい気持ちが続くことを、大切にしてあげてくださいね。

家族みんなで楽しめます

3歳は、会話が通じるようになり、家族みんなで楽しめる遊びが増える時期です。お父さんとは鬼ごっこ、お母さんとは絵本、おじいちゃんとはブロック、というように、相手によって遊び方が違っても大丈夫です。家族みんなが同じ遊び方をする必要はありません。大人によって遊び方が違うのも、子どもにとっては楽しい経験です。きょうだいがいるご家庭では、上の子と一緒に遊べる場面も増えてきます。

ふれあう時間は、どれくらい?

「何分くらい遊べばいいの?」と気になる方もいますが、決まった時間はありません。忙しい日は、数分だけ一緒に遊ぶ時間でも、親子にとって楽しいひとときになります。3歳ごろは、好きな遊びを長く続けられる子も増えてきます。子どもが別の遊びに向かったり、「もうやらない」と離れたりしたら、無理に続けなくて大丈夫です。園に通っている子は、帰ってから疲れていることもあります。その日の様子に合わせて楽しみましょう。

今日、1つだけやるなら

今日1つだけなら、子どものごっこ遊びに「役」として入ってみてください。「いらっしゃいませ」と言ったら「これください」、「お医者さんです」と言ったら患者さんになる。それだけで十分です。特別なおもちゃも準備もいりません。子どもが作った世界に、大人が少し参加する。それだけでも、楽しい親子の時間になりますよ。

遊ぶときの安全ポイント

遊びに使うものは対象年齢を確認し、口に入る大きさのものや、壊れやすいもの、首や体に絡まるひも状のものに注意しましょう。走る・跳ぶ・のぼる遊びは、周囲に家具の角や硬いものがない場所で、大人がそばで見守ります。高さのある場所から飛び降りる遊びは避け、ジャンプ遊びは安全な高さや場所で行いましょう。子どもの腕を強く引っぱったり、無理な姿勢で持ち上げたりする遊びも避けてください。はさみは、必ず大人がそばについて、座って使い、使い終わったら子どもの手が届かない場所へ片づけましょう。外遊びでは、フードや長いひものついた服、マフラーは、遊具に引っかかる危険があるため避けてください。

よくある質問

Q. ごっこ遊びに、どう付き合えばいいですか。
子どもが決めた役や設定に、そのまま乗るのがいちばんです。「こうしたら?」と大人が正そうとすると、遊びが止まってしまうことも。お客さん役や患者さん役など、受け身の役を引き受けると、気楽に付き合えますよ。

Q. ルールを守れず、遊びになりません。
3歳ごろは、ルールを理解していても、そのとおりに行動するのがまだ難しいことがあります。最初は「ここまで走ったら交代」など、一つだけの簡単なルールからで十分です。途中で変わってしまっても、厳しく直さず、楽しく遊べる範囲で続けましょう。

Q. 負けると泣いてしまいます。
3歳ごろは、勝ち負けを理解しはじめる一方で、気持ちの切り替えはまだ難しい時期です。「悔しかったね」と気持ちを受けとめてあげましょう。毎回わざと負ける必要はありません。勝ち負けのない遊びに変える、ルールを簡単にするなど、その子が楽しめる形に調整して大丈夫です。

Q. 友だちと遊びたがりません。
3歳ごろは、まだ一人遊びや、大人との遊びを好む子もいます。人見知りが強い子、じっくり遊びたい子もいて、それもその子らしさです。無理に輪に入れようとせず、その子のペースを大切にしてあげてください。園などでも一人で過ごすことが多く、本人が困っているように見える場合や、ほかにも気になる様子がある場合は、先生に普段の様子を聞いてみましょう。

Q. 知育おもちゃは、必要ですか。
特別な知育おもちゃがなくても大丈夫です。積む、描く、切る、なりきる、絵本など、身近なものを使ったシンプルな遊びでも十分楽しめます。大人と一緒に遊ぶ時間そのものも、大切な経験です。

3歳の遊びで育つ力

3歳の遊びには、体を動かす、手を使う、人とやり取りする、想像するなど、いろいろな経験が自然に含まれています。鬼ごっこやだるまさんがころんだでは、ルールを一緒に守る経験。積む・描く・切るでは、手や指を使う経験。ごっこ遊びでは、なりきる楽しさ。お手伝いでは、役に立てたうれしさ。絵本や言葉あそびでは、物語を共有する楽しさがあります。

ただ、「この遊びをすれば、この力が必ず伸びる」と考える必要はありません。子どもは、遊びながらいろいろなことを経験していきます。特別な教材を用意するより、その子が今夢中になっていることを、一緒に楽しんであげてくださいね。

次に読む

👩‍🏫
このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報です。ふれあいは、お子さんの体調や、一緒に遊ぶ大人の体調に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。ご心配なことがある場合は、かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました