【5歳】子どもとのふれあい方12選|親子で楽しむ遊びと関わり

ふれあいのページ:5歳

5歳ごろは、ルールのある遊びを楽しんだり、作りたいものを工夫して形にしたりする姿が増える時期です。文字や数への興味が広がる子もいて、遊びの幅がぐんと広がります。このページでは、5歳の子どもと親子で楽しみやすい遊びを、「なぜいいの?」とあわせて12個ご紹介します。全部やる必要はありません。その日の子どもの様子や、一緒に遊ぶ大人の体調に合わせて、気になったものを一つ試してみてくださいね。発達や生活リズム全般は、【5歳】発達・言葉・生活リズムまとめもあわせてご覧ください。

保育士で三児の母が選びました

5歳のふれあいは、「一緒にルールを決める」「工夫して作る」「言葉で考えを伝え合う」楽しさが広がります。大人と同じルールで、カードゲームやボードゲームを楽しめる子も増えてきます。一方で、「勝ちたい」「うまくなりたい」という気持ちが強くなり、負けたり失敗したりすると悔しがることも。結果だけでなく、一緒に考えたり挑戦したりする時間を大切にしてあげてください。園から帰って疲れている日は、無理に遊ばなくても大丈夫です。

体を使って遊ぶ

1. 鬼ごっこ(いろいろな鬼)

「色鬼」「氷鬼」「高鬼」など、少し複雑なルールの鬼ごっこも楽しめる子が増えてきます。「タッチされたらどうする?」「ここは安全地帯にする?」と、子どもと一緒にルールを決めるのも楽しいですよ。広く安全な場所を選び、周囲にぶつかると危険なものがないか確認してから遊びましょう。
💛 なぜいいの? ルールを相談し、守りながら一緒に遊ぶ楽しさを味わえます。

2. ボール遊び(キャッチボール・的当て・ドッジボールごっこ)

投げる、蹴る、受け止める。5歳ごろは、相手や的をねらってボールを動かそうとする子も増えてきます。キャッチボールのほか、的当てや、やわらかいボールを使ったドッジボールごっこも楽しめます。うまく取れなくても大丈夫。当たっても痛くないボールを選び、安全な場所で楽しみましょう。
💛 なぜいいの? 「いくよ」「ナイス」と声をかけ合いながら、一緒に遊べます。

3. なわとび

5歳ごろは、なわとびに挑戦する子も増えてきます。最初から連続して跳べなくても大丈夫。なわを回す、大人が動かすなわを跳び越える、1回だけ跳んでみるなど、その子に合ったところから始めましょう。「昨日は1回、今日は2回」と、少しずつできるようになることを一緒に喜べます。なわを首に巻いたり、引っぱり合ったりしないよう、使い方も伝えてください。
💛 なぜいいの? 練習して少しずつできるようになる過程を、大人と共有できます。

4. 自転車・キックボードに挑戦

5歳ごろは、自転車やキックボードを楽しむ子も増えてきます。自転車は、補助輪を外すことに挑戦する子もいますが、急ぐ必要はありません。またいで進む、バランスをとるなど、できるところから少しずつ。ヘルメットなど必要な安全装備を使い、車が入ってこない安全な場所を選び、大人がそばで見守りましょう。
💛 なぜいいの? 「できるようになりたい」という気持ちを、大人と一緒に支えられます。

作って遊ぶ

5. 工作(空き箱・紙コップなどで作る)

5歳ごろは、「今日はロボットを作る」「ここにドアをつけたい」と、作りたいものを思い浮かべてから材料を選ぶ姿も増えてきます。空き箱や紙コップ、折り紙など、身近な材料を使って自由に作ってみましょう。思ったとおりにならないときは、すぐ大人が直すのではなく、「どうしたらできそうかな」と一緒に考えてみるのもおすすめです。はさみなどの道具は、大人がそばで見守りながら安全に使いましょう。
💛 なぜいいの? 自分で考えたものを工夫して形にする楽しさを味わえます。

6. お絵かき・塗り絵

5歳ごろは、人だけでなく、公園や家、友だちとの出来事など、一つの場面を描く子も増えてきます。色を細かく使い分けたり、描いた絵に物語があったりすることも。「上手だね」だけで終わらず、子どもが話しはじめたら、「これは何をしているところ?」と聞いてみると、その子の世界が見えてきます。塗り絵で好きな色の組み合わせを楽しむのもいいですね。
💛 なぜいいの? 描いたものをきっかけに、自分の考えやイメージを大人と共有できます。

7. 折り紙・ビーズ・手芸の入り口

折り紙を折る、大きめのビーズをひもに通す、毛糸を編んだり結んだりする。5歳ごろは、手順を見ながら細かい作業を楽しめる子も増えてきます。全部を一人で完成させなくても大丈夫。難しいところだけ大人が手伝い、できるところを任せてみましょう。小さな部品を使う場合は、下のきょうだいが口に入れないよう、保管や片づけにも注意してください。
💛 なぜいいの? 手順を追いながら、少しずつ完成していく喜びを一緒に味わえます。

一緒に取り組む・生活を楽しむ

8. 一緒に料理

野菜を洗う、ちぎる、混ぜる、盛りつける、卵を割る。5歳ごろは、いくつかの手順を覚えて、一つの工程を任せられる子も増えてきます。「次は何するんだっけ?」と一緒に確認しながら作るのも楽しいですよ。火や刃物、加熱した鍋や食器など、やけどやけがにつながる工程は大人が担当し、子どもには安全にできる作業をお願いしましょう。
💛 なぜいいの? 家族と一緒に一つのものを作り、「役に立てた」といううれしさも味わえます。

9. 植物や生き物のお世話・観察

花や野菜に水をやる、芽が出たことに気づく、生き物の様子を観察する。5歳ごろは、「昨日と違う」を見つけて、大人に教えてくれることもあります。毎日のお世話を全部子どもに任せる必要はありません。「今日は一緒に水をあげよう」と、できるところから楽しみましょう。生き物に触れたあとは、石けんと流水で手を洗ってください。
💛 なぜいいの? 小さな変化に気づき、それを大人と話す時間が生まれます。

言葉・ルールを楽しむ

10. 絵本・お話づくり

5歳ごろは、少し長い物語も楽しめるようになります。読み終わってから「このあとどうなると思う?」と続きを考えたり、「もし自分だったら?」と話したりするのも楽しい時期です。一緒に物語を作って、絵を描いて小さな本にするのもおすすめ。文字に興味があれば、題名や登場人物の名前を書いてみてもいいですね。
💛 なぜいいの? 物語を通して、考えたことや感じたことを大人と共有できます。

11. しりとり・なぞなぞ・言葉あそび

5歳ごろは、しりとりを長く続けたり、なぞなぞを出し合ったりする子も増えてきます。「『あ』から始まる食べ物」「動物の名前」など、テーマを決めた言葉集めも楽しめます。子どもが自分でなぞなぞを作ることも。少しくらい答えが不思議でも、正しさより面白さを一緒に楽しみましょう。お風呂や移動中にもできる遊びです。
💛 なぜいいの? 言葉を使って、大人と考えたり笑ったりするやり取りを楽しめます。

12. かるた・すごろく・トランプ・ボードゲーム

5歳ごろは、順番を待ったり、決められたルールに沿って遊んだりすることが、少しずつ上手になってきます。かるた、すごろく、トランプ、簡単なボードゲームなど、家族で楽しめるものも増えてきます。一方で、負けると悔しくて泣いたり、「もうやらない」と言ったりすることもあります。「悔しかったね」と気持ちを受けとめながら、またやりたいと思えたらそれで十分です。
💛 なぜいいの? ルールや順番を共有しながら、家族と一緒に遊ぶ楽しさを味わえます。

保育士おすすめ「まずはこの中から」
12個すべてをやる必要はありません。子どもが興味を示したものを、その日の気分に合わせて1つ、2つ選べば十分です。順位や優劣があるわけではありません。園から帰って疲れている日は、絵本を1冊読む、その日の話を聞く。それだけでも、十分なふれあいになりますよ。

5歳の「もっとうまくなりたい」を大切に

5歳ごろは、「もっとうまくなりたい」「できるようになりたい」という気持ちが強くなる子もいます。なわとびが跳べるようになりたい、自転車に乗れるようになりたい、工作をもっと上手に作りたい。目標を持って、何度も挑戦する姿が見られるようになります。

一方で、うまくいかないと悔しがったり、友だちと比べて落ち込んだりすることもあります。「〇〇ちゃんはできるのに」と言ったときは、急いで励ますより、まず「できなくて悔しかったんだね」と気持ちを受けとめてみましょう。そのあとで、「昨日よりここまでできたね」「何回もやってみたね」と、その子自身の変化や取り組んだ過程を伝えてあげると、自分の頑張りに気づきやすくなります。

ふれあう時間は、どれくらい?

「何分くらい遊べばいいの?」と気になる方もいますが、長い時間遊ばなければいけないという決まりはありません。短い時間でも、一緒に笑ったり、子どもの話を聞いたりすることは、大切なふれあいです。5歳ごろは、一つの遊びを長く楽しめる子も増えますが、園から帰ったあとは疲れていることもあります。「今日は遊びたくない」という日があっても大丈夫。その日の様子に合わせて過ごしましょう。

今日、1つだけやるなら

時間が取れない日は、子どもの話を少しゆっくり聞いてみてください。園でのできごと、友だちとのやり取り、今日作ったもののこと。5歳ごろは、自分が体験したことや感じたことを、自分なりの言葉で伝えられるようになってきます。「それで、どうなったの?」「どんな気持ちだった?」と聞くだけでも、会話が広がります。特別な遊びを用意しなくても、話を聞く時間そのものが、十分なふれあいになりますよ。

遊ぶときの安全ポイント

5歳になると、できることが増える一方で、「自分ならできる」と思って思いきった動きをすることもあります。走る・跳ぶ・のぼる遊びでは、周囲にぶつかるものがないか確認し、年齢に合った場所で遊びましょう。

はさみなどの道具は、大人がそばで見守りながら安全な使い方を伝えます。ビーズなどの小さな部品は、下のきょうだいがいる家庭では特に管理に注意してください。なわを首に巻く、引っぱり合うなどの遊び方は避けます。自転車やキックボードでは、ヘルメットなど必要な安全装備を使い、車の来ない安全な場所を選びましょう。外遊びでは、フードや長いひものついた服、マフラーなど、遊具に引っかかるおそれのあるものにも注意してください。

よくある質問

Q. 負けると、ひどく悔しがります。
5歳ごろは、「勝ちたい」という気持ちが強くなる一方で、負けた気持ちを自分で切り替えるのは、まだ難しいことがあります。「悔しかったね」と受けとめてあげましょう。毎回大人が負ける必要はありません。短時間で終わるゲームや、運の要素がある遊びから楽しむ方法もあります。「もう1回やる」と自分から戻れたら、その気持ちも認めてあげてください。

Q. 「〇〇ちゃんのほうが上手」と落ち込みます。
周りの子と自分を比べられるようになったからこそ出てくる気持ちです。「そんなことないよ」とすぐ否定するより、「そう思ったんだね」と受けとめてから、「この前よりここまでできたね」と、その子自身の変化を伝えてみましょう。他の子ではなく、少し前の自分と比べる見方を、大人が示していけるといいですね。

Q. ゲームや動画ばかりやりたがります。
5歳ごろは、時間や約束について一緒に話し合えるようになってきます。「いつまでにする?」「終わったら何をする?」と、家庭に合ったルールを一緒に決めてみましょう。タイマーを使う方法もあります。時間だけでなく、睡眠や外遊び、食事、家族との時間など、生活全体のバランスを見ながら考えていきましょう。

Q. 友だちと遊びたがりません。
5歳ごろでも、一人でじっくり遊ぶことが好きな子はいます。工作が好きな子、本を読むのが好きな子、大人との会話を好む子もいます。無理に友だちの輪へ入れる必要はありません。園でも一人で過ごすことが多く、本人が困っている、つらそうにしているといった場合は、先生に普段の様子を聞いてみましょう。

Q. 園から帰ると疲れていて、遊べません。
集団生活では、遊ぶだけでなく、友だちと関わったり、話を聞いたり、気持ちを切り替えたりと、たくさんの力を使っています。帰宅後にごろごろしたり、一人で静かに過ごしたがったりする日があっても大丈夫です。無理に遊ばせず、話を聞く、絵本を読む、そばで過ごす。それも立派なふれあいです。

5歳の遊びで育つ力

5歳の遊びには、体を動かす、手や指を使う、言葉を交わす、ルールを共有する、工夫する、何度も挑戦するといった、さまざまな経験が含まれています。ただ、「この遊びをすれば、この力が伸びる」と考えすぎなくて大丈夫です。好きなことに夢中になり、ときには失敗し、もう一度やってみる。その積み重ね自体が、子どもにとって大切な経験になります。特別な教材を用意するより、今その子が夢中になっていることを、ときどき一緒に楽しんであげてくださいね。

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このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報です。ふれあいは、お子さんの体調や、一緒に遊ぶ大人の体調に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。ご心配なことがある場合は、かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。

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