【生後7ヶ月】赤ちゃんとのふれあい方9選|発達を促す関わり

ふれあいのページ:生後7ヶ月

生後7ヶ月。一人で座れるようになる子が増え、ずりばいで動きはじめる子も出てきて、遊びの世界が、ぐんと広がる時期です。「ちょうだい・どうぞ」のやり取りを楽しんだり、喃語がにぎやかになったり、後追いが見られたりする子も。このページでは、生後7ヶ月の赤ちゃんとの、やさしいふれあい方を9つ、それぞれ「なぜいいのか」も添えてご紹介します。赤ちゃんの様子とお母さんの体調を大切にしながら、無理なく遊びを楽しんでくださいね。発達や生活リズム全般は、【生後7ヶ月】発達・睡眠・生活リズムまとめもあわせてご覧ください。

保育士で三児の母が選びました

生後7ヶ月のふれあいは、動く楽しさや、人とのやり取りの楽しさが、ぐんと増えてきます。ずりばいで追いかけっこをしたり、「どうぞ」と物を渡し合ったり、喃語でおしゃべりを返したり。「動く」「やり取りする」「見つける」を遊びに取り入れると、この時期の赤ちゃんとのふれあいを楽しみやすくなります。ただ、赤ちゃんはまだ疲れやすい時期でもあります。機嫌や表情を見ながら、無理のない範囲で楽しみましょう。

動きと体で触れ合う

1. ずりばい追いかけっこ

うつ伏せの赤ちゃんの少し先に、お気に入りのおもちゃを置いて、「おいで」と声をかけてみましょう。おもちゃを取ろうとして、手足を動かすきっかけになります。後ろに下がったり、その場でくるくる回ったりするのも、この時期によく見られる動きです。動きはじめた子は、危険なものを取り除いた安全な場所で、のびのび動けるようにしてあげましょう。
💛 なぜいいの? 自分から動いてみる経験は、体を動かす楽しさや、移動するための力につながります。

2. 「まてまて」遊び

ずりばいで近づいてくる赤ちゃんに、「まてまて〜」と、やさしく声をかけてみましょう。追いかけっこのようなやり取りを、赤ちゃんが楽しむこともあります。後追いが見られる時期でもあるので、お母さんやお父さんとの楽しいやり取りの一つとして取り入れてみてください。動く先に、かたいものや危険なものがないか、遊ぶ前に確認しておきましょう。
💛 なぜいいの? 「追う・追われる」という楽しいやり取りを通して、親子で一緒に遊ぶ経験を楽しめます。

3. おすわりでボール転がし

支えが必要な子は無理に座らせず、安定して座れる子と、向かい合って、やわらかいボールを、コロコロ転がしてみましょう。手を伸ばして受け取ったり、両手で押し返したり。まだおすわりが不安定な子もいる時期なので、必ず近くで見守り、倒れてもぶつからない安全な場所で遊びましょう。
💛 なぜいいの? 座った姿勢で手を伸ばしたり、ボールに触れたりすることで、体のバランスを取りながら手を使う経験になります。

手と、やり取りで触れ合う

4. 「ちょうだい・どうぞ」遊び

おもちゃを差し出して「どうぞ」、受け取ったら「ちょうだい」と声をかけてみましょう。まだ上手に渡せなくても大丈夫です。おもちゃを握ったままでも、落としてしまっても構いません。物を渡したり、受け取ったりする、やり取りそのものを楽しみましょう。
💛 なぜいいの? 人と物をやり取りする経験を通して、「一緒に遊ぶ」楽しさや、コミュニケーションの土台を育むきっかけになります。

5. たたいて音を出す遊び

赤ちゃん用のおもちゃや、丈夫で安全な容器などを、手のひらで「トントン」。たたくと音が鳴る面白さに、夢中になる子もいます。お母さんが「トントン」と見せると、まねしようとすることも。大きすぎる音は、赤ちゃんが驚くことがあるので、やさしい音で楽しみましょう。
💛 なぜいいの? 「自分が動かすと音が鳴る」という経験は、遊びへの興味や、「やってみよう」という気持ちにつながります。

言葉と絵本で触れ合う

6. 喃語のおしゃべり返し

赤ちゃんが「まー」「ばー」「だー」などの喃語(なんご)を出したら、同じように、まねして返してみましょう。「まーまーだね」「おしゃべりしてるね」と、言葉を添えて返すのもおすすめです。赤ちゃんの声に、大人が応えてあげることで、おしゃべりのキャッチボールを楽しめます。
💛 なぜいいの? 声を出すことと、それに応えてもらう経験が、人とのコミュニケーションや、言葉への興味につながります。

7. 絵本を自分でめくる遊び

厚紙などの、丈夫な絵本を、赤ちゃんの前に置いてみましょう。この時期は、自分でページに手を伸ばし、めくろうとする子もいます。うまくめくれなくても大丈夫。赤ちゃんが触ろうとするのを見守りながら、「わんわんだね」「赤いね」などと声をかけて、一緒に楽しみましょう。
💛 なぜいいの? ページに触れたりめくったりする経験と、大人と絵本を見る時間を通して、手先や言葉への興味を育むきっかけになります。

発見を楽しむ触れ合い

8. 鏡あそび

赤ちゃんを、割れない安全な鏡の前に連れていってみましょう。鏡に映る自分や、お母さんの姿に興味を示し、笑ったり、手を伸ばしたりすることがあります。「これ、だあれ?」「お母さんだね」と声をかけながら、赤ちゃんの反応を一緒に楽しんでみてください。使う鏡は、赤ちゃん向けの安全なものを選びましょう。
💛 なぜいいの? 鏡に映るものへの興味や、大人との表情のやり取りを楽しむ経験になります。

9. おもちゃを布で隠して「どこかな?」

赤ちゃんが見ている前で、おもちゃを、布やハンカチで隠して、「どこかな?」と声をかけてみましょう。7ヶ月ごろになると、隠れたものを探そうとする子もいます。自分で布をめくって見つけたら、「あった!」と一緒に喜んであげてください。まだ反応がなくても大丈夫。遊びを繰り返すうちに、少しずつ楽しめるようになることがあります。
💛 なぜいいの? 「見えなくなったものを探す」という遊びを通して、記憶や予測につながる経験を楽しめます。

保育士おすすめ「まずはこれから」
迷ったら、気になる遊びから試してみてください。順位や優劣があるわけではありません。赤ちゃんの興味や、その日の機嫌に合わせて選べば十分です。
★★★★★ ① ずりばい追いかけっこ
★★★★★ ② 「まてまて」遊び
★★★★★ ③ おすわりでボール転がし
★★★★★ ④ 「ちょうだい・どうぞ」遊び
★★★★★ ⑤ たたいて音を出す遊び
★★★★★ ⑥ 喃語のおしゃべり返し
★★★★★ ⑦ 絵本を自分でめくる
★★★★★ ⑨ 布で隠して「どこかな?」
★★★★☆ ⑧ 鏡あそび

「どこかな?」遊びが楽しめるようになる背景には、赤ちゃんの中で、ものの永続性(見えなくなっても、なくなったわけではない、という理解)が、少しずつ育っていくことがあります。「見えないけれど、どこかにあるかも」と考える経験が、遊びの楽しさにもつながっていきます。隠して、見つけて、一緒に喜ぶ。その繰り返しを、赤ちゃんのペースで楽しんでみてくださいね。

パパにもおすすめ

後追いが見られるようになると、「お母さんでないとダメ」という時期もあります。でも、パパが遊びに関われないわけではありません。ずりばい追いかけっこ、「まてまて」遊び、ボール転がし、絵本など、毎日のふれあいを、少しずつ積み重ねていきましょう。パパならではの声かけや、少し大きなリアクションを楽しむ子もいます。縦抱きや、抱っこでのお散歩も、いいふれあいになります。ただし、「高い高い」のような、高く持ち上げたり激しく揺らしたりする遊びは、まだ避けましょう。あせらず、赤ちゃんのペースで、関わり続けることが大切です。

赤ちゃんの「もう疲れたよ」のサイン

楽しくても、赤ちゃんは、大人より早く疲れることがあります。次のような様子が見られたら、遊びをいったん休んで、静かに過ごしてみましょう。

  • 目をそらす、視線を合わせなくなる
  • あくびをする
  • ぐずりはじめる
  • 体をそらす、のけぞる

ふれあう時間は、どれくらい?

「何分くらい遊べばいいの?」と気になる方もいますが、決まった時間はありません。5〜10分程度でも、赤ちゃんが楽しんでいれば十分です。赤ちゃんの機嫌や体調を見ながら、無理のない範囲で楽しみましょう。長い時間遊ぶことよりも、赤ちゃんと大人が、心地よく過ごせることを大切にしてくださいね。

今日、1つだけやるなら

もし今日、1つだけ選ぶなら、「まてまて〜」で、追いかけっこをしてみてください。ずりばいで近づいてくる赤ちゃんに、「来たね〜!」と笑いかけるだけでも、立派なふれあいです。赤ちゃんが楽しそうなら、何度か繰り返してみましょう。疲れた様子があれば、そこでおしまい。今日のふれあいは、それだけでも十分です。

気をつけたいこと(やりすぎ注意)

楽しいふれあいでも、赤ちゃんの負担にならないよう気をつけましょう。長時間、刺激を続けること、大きすぎる音、激しい動きは避けてください。特に、赤ちゃんの体を激しく揺さぶることは、絶対にやめましょう。また、「高い高い」のような、高く持ち上げたり激しく揺らしたりする遊びは、まだ避けましょう。おもちゃは、何でも口に入れやすい時期なので、誤飲を防ぐため、赤ちゃんの口に入る大きさのものや、壊れやすいものは避けましょう。ずりばいや、おすわり遊びのときは、目を離さず、周囲に、かたいものや危険なものがないか確認してください。寝かせるときは、平らで安全な寝床に、あお向けにしましょう。

よくある質問

Q. ずりばいを、まだしません。遊びで練習させるべき?
無理に練習させる必要はありません。ずりばいを始める時期には、その子らしさがあります。うつ伏せで遊んだり、少し先におもちゃを置いたりして、自然に体を動かす機会を作ってあげれば十分です。ずりばいをせず、はいはいなど、別の移動方法に進む子もいます。あせらず、その子のペースで見守ってあげてください。

Q. 後追いがひどくて、遊ぶ余裕がありません。
後追いが見られるのも、成長の一つです。無理にたくさん遊ばなくても大丈夫。抱っこしたまま、絵本を読んだり、歌ったりするだけでも、立派なふれあいです。「まてまて」遊びのように、後追いを、そのまま遊びにしてしまうのも、おすすめですよ。

Q. 知育おもちゃは、必要ですか。
特別な知育おもちゃがなくても大丈夫です。転がす、たたく、めくる、隠す、といった、シンプルな遊びでも十分楽しめます。赤ちゃんにとっては、お母さんやお父さんと一緒に遊び、声をかけてもらう時間も大切です。追いかけっこや、「どうぞ」のやり取り、喃語のおしゃべりを、たっぷり楽しんでください。

生後7ヶ月の遊びで育つ力

この時期の遊びには、さまざまな経験が詰まっています。ずりばいで進む遊びでは、体を動かす経験。「ちょうだい・どうぞ」や「まてまて」では、人とのやり取りを楽しむ経験。喃語のおしゃべり返しでは、声を出して伝え合う経験。そして「どこかな?」遊びでは、見えなくなったものを探す経験。どれも、特別な教材がなくても、毎日のふれあいの中で楽しめます。焦らず、赤ちゃんのペースで、一緒に楽しんでくださいね。

次に読む

📖 こんな悩みも読まれています
【生後7ヶ月】発達・睡眠・生活リズムまとめ
【生後6ヶ月】赤ちゃんとのふれあい方(前の月齢の遊び)
生後7ヶ月・夏の過ごし方冬の過ごし方
【生後8ヶ月】発達・睡眠・生活リズムまとめ(次の月齢へ)

※このほか「喃語・ことばの発達」「後追い」「ずりばい・はいはい」などのお悩み・情報記事も、順次お届けしていきます。

👩‍🏫
このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報です。ふれあいは、赤ちゃんの体調やお母さんの体調に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。ご心配なことがある場合は、かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました