【生後5ヶ月・冬】寒さ対策・服装・暖房のポイント

生後5ヶ月・冬の過ごし方

生後5ヶ月ごろに冬を迎える赤ちゃん。寝返りや、離乳食のスタートが重なる時期ですが、冬は寒さと感染症に、特に気をつけたい季節です。このページでは、生後5ヶ月の赤ちゃんの、冬の服装や室温の目安、暖房や加湿器の使い方、乾燥・感染症対策、冬のお出かけ、冬の離乳食のポイントを、保育士・幼稚園教諭で三児の母の視点からまとめました。発達や生活リズム全般は、【生後5ヶ月】発達・睡眠・生活リズムまとめもあわせてご覧ください。

保育士で三児の母がまとめました

冬のお世話でいちばん大切なのは、「冷やさない」ことと「あたためすぎない」ことのバランスです。寒いからと厚着させすぎると、かえって汗をかいて体調を崩すこともあります。この時期は、寝返りをする子も多いので、寝るときの安全にも気をつけたいですね。ポイントを、順番にお伝えします。

室温・湿度の目安(一覧)

項目冬の目安
室温20〜23℃
湿度50〜60%
服装大人と同じくらいを目安に、背中を触って調整
暖房使ってOK。あたためすぎ・乾燥・換気に注意
加湿暖房とセットで。タンクは清潔に

冬の服装の目安

基本は、大人と同じくらいを目安にしながら、赤ちゃんの背中や胸を触って、暑さ・寒さを確認して調整しましょう。寒そうだからと、何枚も重ねるより、この「背中チェック」を目安にするほうが、安全です。寝返りやずりばいで、よく動く時期なので、動きやすさも大切。着ぶくれさせず、動きを妨げない服装にしましょう。寝るときの着せすぎ・かけすぎには特に注意し、掛け布団が顔にかかると窒息の危険もあるので、軽い布団を選び、かけすぎないようにしましょう。

状況服装の目安
室温20〜23℃肌着+長袖のロンパースや、動きやすい上下
暖房がよく効いている着せすぎに注意(1枚脱がせる)
外出時室内より1枚多め+防寒着。暖かい室内では脱ぐ

迷ったら、背中チェック
赤ちゃんの背中や胸を触ってみる → 
・汗ばんでいたら「暑い」サイン → 1枚脱がせる
・背中や胸が冷たく感じる場合は、冷えすぎていないか確認 → 1枚足す
手足は熱を逃がす場所なので、冷たくても大丈夫。判断は、背中や胸で。

👩‍🏫 保育士メモ
冬は、園でも「手が冷たいので、寒そうなんです」というご相談を、本当によく受けます。でも、赤ちゃんは、手足から熱を逃がして体温を調節しています。だから、手が少し冷たくても、背中や胸があたたかければ、心配ないことが多いんですよ。寒さを確かめるときは、手足ではなく、背中や胸を触って確認してみてくださいね。

保温と「着せすぎ」の両方に注意

赤ちゃんは、体温調節の機能がまだ未熟なので、寒さや暑さの影響を受けやすい時期です。だからといって、厚着させすぎるのも禁物です。着せすぎると、体温が上がりすぎて、熱が体にこもることがあります。汗をかいて、かえって体を冷やしたり、あせもができたりする原因にもなります。あたたかさの確認は、背中に手を当ててみること。汗ばんでいなければちょうどいい、汗ばんでいたら1枚脱がせ、背中や胸が冷たく感じる場合は、冷えすぎていないか確認して、1枚足しましょう。この背中チェックで、こまめに調整してください。

寒い季節は、「冷やしたら風邪をひくのでは」と、心配でたまらなくなりますよね。その気持ちは、赤ちゃんを大切に思うからこそ。でも、あたためることに一生懸命になりすぎて、お母さんが疲れてしまっては、元も子もありません。数字(室温・湿度)と、背中チェック。この2つを目安にすれば、大丈夫です。あまり気を張りすぎず、お母さん自身も、あたたかくして過ごしてくださいね。

暖房・加湿器の使い方(換気も忘れずに)

冬の暖房は、我慢せず使ってOKです。ただし、あたためすぎと、乾燥に注意。室温は20〜23度を目安にしましょう。乾燥を防ぐため、加湿器や濡れタオルで、湿度50〜60パーセントを保ちます。加湿器を使うほか、濡れタオルを干すなどの方法でも加湿できます。加湿器は、清潔に保つことも大切です。タンクの水は、継ぎ足さず、毎日、新しい水に交換し、説明書に従って定期的にお手入れしましょう。そして、見落としがちなのが換気です。暖房を使う日は、1〜2時間に1回程度、数分間、窓を開けて換気すると、空気を入れ替えられます。換気をすると、室内の空気が入れ替わり、感染症対策につながります。換気のときは、赤ちゃんに冷たい風が直接当たらないよう、注意してください。

乾燥・肌ケア

冬は空気が乾燥して、デリケートな赤ちゃんの肌は、すぐカサカサになります。お風呂上がりや着替えのときに、赤ちゃん用の保湿剤を、全身にたっぷり塗ってあげてください。お風呂上がりは、5分以内を目安に塗ると、乾燥を防ぎやすくなります。この時期は、よだれも多く、口のまわりが荒れやすいので、こまめに拭いて、保湿を。離乳食が始まると、口のまわりに食べ物がつくので、そのあとのケアも大切です。乾燥がひどい、赤みやかゆみが続く場合は、早めに小児科や皮膚科に相談してください。

冬に気をつけたい感染症対策

冬は、インフルエンザや、RSウイルス感染症、胃腸炎などが流行します。赤ちゃんは免疫がまだ十分でなく、感染すると重症化しやすいので、病気をもらわない工夫が大切です。基本は、家族みんなの手洗いを徹底すること。外から帰ったら、赤ちゃんに触れる前に、必ず手を洗ってください。必要に応じて、換気や、咳エチケット(咳が出るときはマスク)も心がけましょう。家族が風邪気味のときは、できるだけ抱っこを交代する、マスクを着用する、といった工夫も有効です。人混みや、体調の悪い人との接触は、できるだけ避けましょう。

生後3ヶ月未満の赤ちゃんの発熱は、早めの受診が必要です。5ヶ月でも、ぐったりしている、母乳やミルクの飲みが悪い、機嫌がとても悪い、けいれんがある、といった心配な様子があるときは、早めに小児科を受診してください。「いつもと違う」と感じたら、ためらわず、かかりつけ医に相談してください。

冬のお出かけのポイント

寝返りができるようになり、周りへの興味も広がって、お出かけも楽しくなる時期。冬の外出は、防寒をしっかりしつつ、あたためすぎにも注意です。感染症の流行状況や、赤ちゃんの体調に合わせて、無理をしないことも大切です。外は、室内より1枚多めを目安に、防寒ケープやブランケットで調整を。ただし、暖房の効いたお店や施設に入ったら、1枚脱がせて、汗をかかせないようにしてください。外と室内の温度差で汗をかき、それが冷えると、体調を崩す原因になります。人混みは、感染症のリスクがあるので、体調のよい日に、短時間で。風の強い日や、寒さの厳しい日は、無理をしないでください。

冬の離乳食のポイント

冬は、離乳食を始める赤ちゃんも増えてくる時期です。食材や、おかゆが、冷めやすい季節なので、適温に冷ましてから、冷たくなりすぎないうちに、食べさせてあげてください。作り置きや冷凍したものは、しっかり加熱してから、適温に冷まして。大根やにんじん、かぶなど、冬が旬の野菜もあります。やわらかく煮て、素材の味を楽しませてあげるのも、おすすめです。無理せず、その子のペースで進めてくださいね。

先輩ママ(我が家)はどうだった?

我が家で、冬に思い出すのは、一人目のときの失敗です。「寒くしたらかわいそう」という一心で、つい厚着をさせていました。ところが、抱っこして背中を触ると、汗ばんでいることが多かったんです。あたためているつもりが、逆に、汗で冷やす原因になっていたんですね。それ以来、見た目ではなく、背中を触って確認するようになりました。手足ではなく、背中や胸を見る。それが、我が家の冬の合言葉です。

冬によくある質問

Q. 暖房は、一晩中つけっぱなしでもいいですか。
室温が20〜23度程度に保てるなら、つけっぱなしでも構いません。夜中に冷え込むほうが心配です。ただし、あたためすぎと乾燥に注意して、加湿もセットで行ってください。

Q. 加湿器がない場合は、どうすればいいですか。
濡れたタオルを部屋に干す、洗濯物を室内に干す、お湯を入れた容器を置く、といった方法でも加湿できます。乾燥する季節なので、身近なもので工夫してみてください。

Q. 暖房の風が、赤ちゃんに直接当たっても大丈夫ですか。
エアコンやヒーターの温風が、赤ちゃんに直接当たり続けると、肌や粘膜が乾燥したり、のぼせたりすることがあります。風が、直接当たらない場所に寝かせ、風向きを調整してください。乾燥を防ぐため、加湿もセットで行いましょう。

Q. 手足が冷たいのですが、大丈夫でしょうか。
赤ちゃんは、手足から熱を逃がして体温調節をしているので、手足が少し冷たくても、背中や胸があたたかければ、心配ないことが多いです。ただし、顔色が悪い、元気がないなど、普段と違う様子があるときは、受診しましょう。

Q. 寝返りをして、布団をはいでしまいます。冷えませんか。
寝返りをする子は、布団をはいで、体が冷えることがあります。スリーパーを着せると、布団がはだけても冷えにくく、安心です。厚着させるより、スリーパーで調整するのがおすすめです。寝る場所の周りに、やわらかいものを置かないことも大切です。

Q. 冬でも、お散歩はしたほうがいいですか。
無理に長いお散歩をする必要はありません。日中のあたたかい時間に、短時間、外気に触れる程度で十分です。風の強い日や、寒さの厳しい日は、無理をせず、お家で過ごしてください。

今日できること(冬のお世話チェック)

  • 室温が20〜23度になっているか確認した
  • 湿度計を見て、50〜60%くらいか確認した(加湿器の水も交換)
  • 数分だけ、窓を開けて換気をした
  • 寝るとき、スリーパーを着せた(布団をはいでも安心)
  • 赤ちゃんの背中を触って、汗ばんでいないか見た
  • お風呂や着替えのあと、保湿剤を塗った
  • 赤ちゃんに触れる前に、手を洗った

冬は、感染症や寒さで、外出がためらわれ、お母さんが、お家にこもりがちになります。赤ちゃんと二人きりの時間が長くなると、気持ちが塞ぐこともありますよね。それは、とても自然なことです。無理に外に出なくてもいいですが、電話やメッセージで、誰かとつながったり、窓を開けて空を眺めたり。小さな気分転換で、心が軽くなることもあります。お母さんの心の健康も、赤ちゃんと同じくらい、大切ですよ。

冬に、あってよかったもの

冬の赤ちゃんとの生活で、我が家で役立ったものです。

  • 温湿度計(室温と湿度をひと目で確認)
  • 加湿器(乾燥と感染症の予防に/タンクは清潔に)
  • 赤ちゃん用の保湿剤(毎日のケアに)
  • ベビースリーパー(寝返りで布団をはいでも冷えにくい/サイズの合った、顔にかからないものを)
  • 防寒ケープ(抱っこひも・ベビーカーの外出に)

※具体的な商品は、お使いの環境やお好みに合わせて選んでください。

まとめ

  • 冷やしすぎにも、着せすぎにも注意。背中チェックで調整する
  • 室温20〜23度、湿度50〜60%目安。暖房・加湿・換気をセットで
  • 手足が冷たくても、背中や胸があたたかければ心配ないことが多い
  • 寝返りする子は、スリーパーで寝冷え対策を
  • 感染症予防に手洗いを徹底。人混みや体調不良の人との接触はできるだけ避ける

冬は、心配が増える季節ですが、室温・湿度・背中チェックの3つを意識すれば、必要以上に不安になることはありません。肩の力を抜いて、過ごしてくださいね。

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このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報であり、専門的な相談に代わるものではありません。発熱や体調不良、離乳食・食物アレルギーのご心配があるときは、かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。

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