2歳は、走る、跳ぶ、階段をのぼるなど、体の動きが大きく育つ時期。「わんわん、いた」のような二語文が出はじめる子もいて、伝えられることが増えていきます。同時に、「自分でやりたい」「これはイヤ」という気持ちが強くなり、いわゆるイヤイヤ期の中心に入る子も。友だちに興味を持ちはじめる一方で、思いがぶつかることもあります。このページでは、2歳の発達の目安、言葉、イヤイヤ期への向き合い方、食事、睡眠、トイレトレーニングの考え方、安全対策を、保育士・幼稚園教諭で三児の母の視点から、我が家の体験も交えてまとめました。
2歳は、こんな時期
- 🏃 走る、跳ぶ、階段をのぼるなど、動きがぐんと大きくなる
- 🗣️ 二語文が出はじめる子も。伝えられることが増えていく
- 😤 イヤイヤ期の中心に入る子も。自分の思いが強くなる
- 👧 友だちに興味を持ちはじめるが、思いはぶつかりやすい
- ❤️ 発達のペースには大きな個人差がある
2歳は、育児の中でも、うれしさと大変さが同時に押し寄せる時期かもしれません。できることが増えて、会話も少しずつ通じるようになる一方で、思いどおりにいかないと激しく泣き、抱っこさえ拒むこともあります。「昨日までできていたのに」ということも起こります。でも、それは、その子の中に「自分で決めたい」という気持ちが育ってきた表れの一つでもあります。ここに書く目安は、あくまで「だいたいの流れ」です。子どもの育ちには大きな個人差がありますので、そのとおりでなくても、それだけで発達の遅れを意味するものではありません。気になることがあれば、健診やかかりつけ医で相談してみましょう。
2歳の発達の目安
| 項目 | 2歳ごろの目安 |
|---|---|
| 生活リズム | 夜の睡眠を中心に。昼寝は1回の子が多く、必要性には個人差も |
| 食事 | スプーンやフォークを使って自分で食べようとする。好き嫌いも |
| 運動 | 走る、階段を上り下りする。両足で跳ぼうとする子も |
| 手の動き | 丸や線をかこうとする。積む、はめる、めくるが上手に |
| 言葉 | 二語文が出はじめる子も。「なに」と聞く子も |
| 気持ち | 自己主張が強くなる。友だちへの興味も出てくる |
2歳ごろに見られる姿
ここでは、2歳ごろに見られることのある姿を、分かりやすくまとめています。発達には大きな個人差があるため、「できている・できていない」を判定するためのものではありません。気になるところだけ、参考にしてくださいね。まだ見られない姿があっても、それだけで心配する必要はありません。
- しっかり走る。方向を変えたり、止まったりしようとする
- 手すりなどを使いながら、階段を上り下りする
- その場で両足で跳ぼうとする子も
- スプーンやフォークを使って、自分で食べようとする
- 言葉をつないで伝えようとする(言葉の出方には大きな個人差がある)
- 簡単な言いつけや問いかけに、反応しようとする
- ままごとなどのふり遊びを楽しむ
2歳の運動の発達
2歳ごろは、走るのが上手になり、方向を変えたり、止まったりもできるようになってきます。手すりを持って階段をのぼる、その場で両足ジャンプをする、ボールを蹴る。体の使い方が、どんどん広がります。ただ、まだバランスは不安定で、思いがけない転び方をすることもあります。走れるようになったからこそ、道路の飛び出しや、遊具からの転落には、いっそう注意が必要です。動きの育ちにも、その子らしさがあります。ゆっくりの子も、体を動かす機会をたっぷり作ってあげましょう。
2歳の言葉の発達
2歳ごろは、「わんわん、いた」「ママ、きた」のような二語文が出はじめる子もいます。言える言葉が急に増える子もいれば、少しずつの子もいて、この時期も個人差はとても大きいです。「なに」「これ」と聞いてくる子も出てきます。大切なのは、正しく言わせることより、伝わったうれしさを重ねること。子どもが「わんわ」と言ったら、「わんわん、いたね」と、言葉を足して返してあげましょう。言い直しをさせる必要はありません。
言葉がまだ少なくても、こちらの言うことを理解する様子がある、指さしや身振りで伝えようとする、やり取りを楽しんでいるなど、話す言葉以外にも見ておきたい姿があります。言葉の増え方には個人差がありますが、「ことばがほとんど出ない」「呼びかけへの反応が気になる」など心配なことがあれば、かかりつけ医や自治体の子育て相談につないでおくと安心です。
👩🏫 保育士メモ
園でも、2歳のクラスは、言葉の幅がいちばん大きい学年でした。よくしゃべる子の隣で、まだ単語だけの子がいて、それでも二人でちゃんと遊んでいる。そういう場面をたくさん見てきました。おうちの方には、「今、話す言葉の数」より、「伝えたい気持ちがあるか」を見てくださいとお伝えしています。心配なときは、抱え込まずに相談してくださいね。
2歳ごろは、「イヤ」「自分で」が増えて、大人が手伝おうとすると激しく怒ることがあります。これは、いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる時期に見られる姿の一つで、自分で決めたい、自分でやりたいという自我の育ちと関係しています。困った行動ではなく、育ちの一場面だと分かるだけでも、少し気持ちが変わるかもしれません。すべてを受け入れる必要はありません。危ないこと、譲れないことは止めたうえで、「自分でやりたかったんだね」と気持ちを言葉にして受けとめる。それだけでも十分です。
この時期、公園や広場で、ほかの子のそばに行きたがるのに、一緒に遊ぶというより、それぞれが同じような遊びをしていることがあります。心理学では、こうした姿を平行遊びと呼び、この年齢でよく見られるものです。まだ譲り合ったり、順番を待ったりするのは難しい時期。おもちゃの取り合いになるのも自然なことです。「一緒に遊べない」と心配しなくて大丈夫。そばにいることを楽しむ経験が、これからの関わりの土台になっていきます。
2歳のイヤイヤ期との向き合い方
2歳は、イヤイヤ期の中心に入る子が多い時期です。着替えたくない、帰りたくない、さっき「いる」と言ったのに「いらない」。理由が分からないことも、しょっちゅうです。大人も、疲れて当然です。まず知っておきたいのは、これは、しつけが足りないから起きるのではなく、自分の思いが育ってきたから起きる、ということ。とはいえ、毎回まともに向き合っていたら、身が持ちません。危ないこと、人を傷つけること、譲れないことは、はっきり止める。それ以外は、できる範囲で任せてみる。この線引きを、ご家庭なりに決めておくと、少し楽になります。
かんしゃくが起きたときの、基本の流れ
まず、安全な場所へ移動します。かんしゃくの最中は、長く説明しても言葉が入りにくいことがあります。
そばで静かに待ちます。落ち着くまでの時間は、その子によって違います。
落ち着いたら「悲しかったね」「やりたかったね」と、気持ちを言葉にします。
落ち着けたら「落ち着けたね」「一緒に帰れたね」など、そのときできたことを短く伝えます。
そして、うまくいかない日があっても大丈夫。毎回できなくて当たり前です。
👩🏫 保育士メモ
園でも、この時期は、朝の身支度や、帰りの支度で、たくさんの「イヤ」に出会いました。効果があったのは、「どっちにする?」と選んでもらうこと。赤い靴と青い靴、どちらから履く。自分で決められると、驚くほどすんなり進むことがあります。すべてに使える方法ではありませんが、試してみる価値はありますよ。
2歳の食事(自分で食べる・好き嫌い)
2歳ごろは、スプーンやフォークを使って、自分で食べようとする子が増えます。こぼしても、途中で手づかみに戻っても大丈夫。自分で食べようとする経験が大切です。この時期は、好き嫌いや、食べムラが目立つ子も多くいます。昨日食べたものを、今日は食べない。同じものばかり食べたがる。どれも、この年齢ではよくあることです。無理に食べさせようとすると、食事の時間そのものが嫌になってしまうこともあります。少量を出してみる、調理法を変えてみる、家族が食べる様子を見せる、くらいで十分です。一食や一日だけで判断せず、ある程度長い目で食べ方を見ていきましょう。食事や水分が極端にとれない、体重が増えない、元気がないなど、気になる様子があるときは、早めに小児科や栄養相談に相談してください。
2歳になっても、窒息への注意は続きます。ミニトマトや大粒のぶどうなど、丸くてつるっとした食品は、丸ごと与えず、4等分するなど、窒息しにくい形にしてください。かたくて噛み砕く必要のある豆やナッツ類は、窒息・誤嚥の危険があるため、5歳以下の子どもには与えないよう注意喚起されています。もちなど、粘りが強く飲み込みにくい食品にも注意が必要です。食べている間は、必ずそばで見守り、歩きながら、遊びながら、泣きながら食べさせないようにしてください。食べ物を口に入れたまま、笑わせたり、驚かせたりするのも避けましょう。おやつ(補食)は時間をある程度決め、だらだら食べ続けないようにすると、食事のリズムやむし歯予防の面でも管理しやすくなります。
2歳の睡眠時間と生活リズム
2歳ごろの睡眠時間は、昼寝を含めて1日11〜14時間程度が一つの目安とされています。ただし、必要な睡眠時間には個人差があります。昼寝は1回の子が多く、しない日が出てくる子もいます。昼寝をしないと夕方に眠くなる、逆に昼寝が長すぎて夜眠らない。どちらの悩みも、この時期はよく聞きます。朝は決まった時間に起こす、日中は体を動かす、寝る前のルーティン(お風呂、絵本など)を続ける。そんなゆるやかな習慣で、少しずつ整っていきます。この時期は、寝る前に「まだ遊ぶ」と抵抗することも増えます。寝る前の見通しを伝える、絵本を1冊と決める、といった区切りを作ると、切り替えやすいことがあります。
2歳のトイレトレーニングは、いつから?
2歳になると、「そろそろトイレを」と考えるご家庭も増えてきます。ただ、始める時期は年齢だけで決める必要はありません。おしっこの間隔が少しずつあいてきた、トイレまで歩いて行ける、排泄したことをしぐさや言葉で伝えられる、便座に座ることを嫌がらないなど、その子の様子を見ながら始めます。まだ準備が整っていないようなら、急がなくて大丈夫です。始めても、うまくいかない時期があるのが普通です。焦って進めると、かえって長引くこともあります。イヤイヤ期の真っ最中に無理に始めるより、少し落ち着いてからのほうが、進みやすいこともありますよ。
2歳の歯みがき・むし歯予防
2歳ごろは、奥歯が生えそろっていく時期です。みがく場所が増え、食べかすもたまりやすくなります。子どもが自分で歯ブラシを持つ経験も大切にしながら、仕上げみがきは大人がしてあげましょう。嫌がるときは、短時間で終えられるよう工夫しながら、毎日の仕上げみがきを続けていきます。だらだらと甘い飲み物や食べ物を口にする時間が長いと、むし歯につながりやすいと言われます。おやつの時間を決めておくと安心です。歯ブラシをくわえたまま歩き回ると、のどを突く事故につながることがあるため、必ず座って、そばで見守ってください。歯の生え方や、歯みがき剤の使い方が気になるときは、歯科で相談してみましょう。
2歳の体重・成長曲線
2歳ごろは、活動量が増え、体重の増えがゆるやかになる子もいます。数字そのものより、母子健康手帳の成長曲線に沿って、その子なりに増えているかを見ることが大切です。成長曲線から大きく外れる、増え方が気になる、といった場合は、健診や、かかりつけ医で相談してください。身長や体重は、生まれつきの体格や食べる量によっても差が出ます。よその子の数字と比べるより、その子の曲線を見ていきましょう。3歳ごろには自治体の乳幼児健診があります。実施時期や内容は自治体によって異なるため、案内を確認しておきましょう。
2歳は、行動範囲に合わせた安全対策を
走る、のぼる、開ける、よじ登る。2歳になると、大人が思っていなかった場所まで、自分で行けるようになります。「前に対策したから大丈夫」ではなく、今の動きに合わせて見直しましょう。
道路・駐車場に注意
走れるようになると、一瞬で車道に出てしまうことがあります。道路や駐車場では、手をつなぐ・抱き上げるなど、大人がすぐに動きを止められる状態にしましょう。「止まって」と言われて止まれる力は、まだ育っている途中です。大人が物理的に守ることが必要な時期です。
転落・転倒に注意
椅子やテーブル、ソファによじ登る動きが増えます。窓やベランダのそばに、踏み台になるものを置かないでください。網戸は、寄りかかると外れることがあります。公園の遊具でも、高い場所に自分でのぼれるようになるので、そばで見守りましょう。
誤飲・やけど・水まわりに注意
扉や引き出しを自分で開ける子が増えます。口に入る大きさのもの、薬、たばこ、ボタン電池などは、開けられない場所へ。熱い飲みものや電気ケトルにも、自分で手が届きます。浴槽の残し湯は抜き、浴室のドアは閉めておきましょう。少量の水でも、子どもはおぼれる危険があります。
家の中の安全チェック
- 口に入る大きさのもの(ボタン電池・薬・たばこ・小さな部品)を片づける
- 扉や引き出しのロックが、今の力で開けられないか確認する
- 窓・ベランダのそばに、踏み台になるものを置かない
- 網戸に寄りかかっても、外れないか確認する
- ベランダの手すり付近に、登れるものを置かない
- テーブルクロスや、電気ケトルのコードを引っぱれないようにする
- 浴室のドアは閉め、浴槽の残し湯は抜いておく
- 玄関の鍵を、子どもが開けられないか確認する
知らずにやってしまいがちですが、気をつけたいことです。責めないでくださいね。道路や駐車場で、大人がすぐに動きを止められない状態にすること。窓やベランダのそばに、踏み台になるものを置くこと。浴槽に水や湯を張ったままにすること。ミニトマトやぶどうを、切らずに与えること。硬い豆やナッツ類を与えること。もちなど、窒息しやすい食品を、年齢や食べる力に合わない形で与えること。歩きながら、遊びながら食べさせること。歯ブラシをくわえたまま歩かせること。
成長チェックリスト
- 体を動かして遊ぶことを楽しんでいる
- 好きな遊び、お気に入りのものがある
- 身近な大人と、目を合わせたり笑い合ったりする
- 言葉や身振りで、伝えようとする
- 自分で食べようとする姿がある
- ほかの子に興味を示す
チェックは「できている・できていない」を判定するものではありません
この時期に見られることのある姿の一例です。すべて当てはまらなくても、心配しすぎなくて大丈夫。言葉も、遊び方も、時期の幅がとても大きいです。気になることは、健診やかかりつけ医、自治体の子育て相談で相談できますので、メモしておくと安心です。
2歳あるある
- 「自分で」と言うので任せると、途中で「ママやって」に変わる
- 公園から帰るとき、毎回もめる
- さっき「いらない」と言ったものを、片づけると泣く
- 大人の口ぐせを、そっくりまねして言う
- ままごとで、食べるまねを延々と繰り返す
先輩ママ(我が家)はどうだった?
参考までに、我が家の三人の、2歳ごろの話を。あくまで「我が家の場合」で、個人差が大きいことは、忘れないでくださいね。
二語文が出たのは、長男が24ヶ月ごろ、末っ子が25ヶ月ごろ。長女は、それより早めでした。長女は歩くのがゆっくりだったぶん、言葉はずっと先を行っていて、2歳のころにはよくおしゃべりしていました。同じきょうだいでも、伸びる順番はこんなに違うのだと、毎回教えられます。
そして、いちばん大変だったのは、二人目が2歳のころでした。下の子が生まれる前後で、私自身に余裕がなく、イヤイヤに向き合うたびにイライラしてしまって。今振り返ると、あのころは、子どもの問題というより、私の余裕の問題だったなと思います。三人目のときは、同じイヤイヤでも「はいはい、そうだよね」と流せるようになっていました。同じ親でも、これだけ変わります。今、しんどい方は、どうかご自分を責めないでくださいね。
👩🏫 お母さんへ
イヤイヤ期は、大人の気持ちも大きく揺さぶられます。「怒ってしまった」と自分を責める方も多いですが、毎回穏やかに対応できる人は、そういません。大切なのは、完璧に対応することではなく、落ち着いたあとに、また関わり直せること。どうしてもつらいときは、その場を少し離れて、深呼吸をしてからでも大丈夫。お母さん自身の休息も、育児の一部ですよ。
この時期によくある心配ごと
2歳なのに、言葉が出ない・二語文が出ない
言葉の育ちには、この時期も大きな幅があります。二語文が出るのは、2歳を過ぎてしばらくしてから、という子もたくさんいます。話す言葉だけでなく、こちらの言うことの理解、指さしや身振りなど、さまざまな面を含めて見ていきましょう。ただ、呼びかけへの反応が乏しい、目が合いにくい、指さしをしない、以前できていたことができなくなったなど、気になる様子があるときは、「もう少し待てば大丈夫」と一人で判断せず、健診やかかりつけ医、自治体の子育て相談で相談してかまいません。
かんしゃくが激しく、外出先で困る
人前で床に寝転がって泣かれると、本当に困りますよね。まずは、危なくない場所へ移動して、落ち着くのを待つのが基本です。言葉での説得より、静かにそばにいるほうが、早く落ち着くこともあります。周りの目が気になるときは、その場をいったん離れるのも一つの方法です。落ち着いたら、気持ちを言葉にしてあげてください。
友だちを叩く・かみつく
2歳ごろは、言葉で気持ちを伝えるのが、まだ難しい時期です。おもちゃを取られた、思いが通らないといったとき、手が出たり、かみついたりすることがあります。まず相手の安全を確保し、「叩かないよ」「かむと痛いよ」と短く伝えます。そのうえで、「使いたかったんだね」と気持ちを受けとめ、「かして、って言おうね」と、言葉のモデルを示していきます。何度も繰り返しながら、少しずつ育っていく力です。すぐに直らなくても、心配しすぎなくて大丈夫です。
保育士がよく聞かれる質問
Q. イヤイヤ期は、いつまで続きますか。
始まる時期も終わる時期も、その子によって違います。2歳ごろが中心で、3歳を過ぎると落ち着いてくる子が多いですが、もっと長い子も、あまり目立たない子もいます。終わりが見えないと感じるときは、一人で抱え込まず、周りに頼ってくださいね。
Q. トイレトレーニングは、2歳から始めるべきですか。
年齢だけで決める必要はありません。おしっこの間隔があいてきた、トイレまで歩いて行ける、排泄したことを伝えられる、便座に座るのを嫌がらないなど、その子の様子を見ながら始めます。準備が整っていないようなら、急がなくて大丈夫です。
Q. 好き嫌いが多くて、心配です。
2歳ごろは、好き嫌いや食べムラが目立つ時期です。無理に食べさせようとすると、食事の時間が嫌になってしまうこともあります。少量を出す、調理法を変える、家族が食べる様子を見せるくらいで十分です。極端に食べない、体重が増えない、元気がないといった場合は、栄養相談やかかりつけ医に相談してください。
Q. 友だちと遊べません。一人で遊んでばかりです。
2歳ごろは、そばにいながら、それぞれが遊ぶ姿がよく見られます。まだ譲り合ったり、順番を待ったりするのは難しい時期です。一緒に遊べなくても、心配いりません。そばにいることを楽しむ経験が、これからの関わりの土台になっていきます。
Q. 動画やテレビの時間が長くなってしまいます。
WHOでは、2歳児のスクリーンを見る時間は1日1時間以内を目安とし、短いほどよいとしています。ただ、毎日の生活では思いどおりにいかない日もありますよね。まずは長時間つけっぱなしにせず、「この番組が終わったらおしまい」など区切りを作るところからで十分です。見るときに大人が一緒に話しかけたり、見終わったあとに体を動かしたりする時間も大切にしてみてください。
今日できること
- 今の動きに合わせて、家の安全対策を見直す
- 「どっちにする?」と、選ぶ場面を1つ作ってみる
- 子どもの言葉に、少し足して返してみる
- おやつと食事の時間を、だいたい決めてみる
- 寝る前のルーティンを、区切りとして使ってみる
- かんしゃくのときは、まず安全な場所へ移動する
- お母さん自身も、休む時間を確保する
パパにできること
2歳は、食事、着替え、歯みがき、寝かしつけなど、毎日の小さなやり取りに時間がかかる時期です。仕上げみがきをする、寝る前の絵本を読む、お風呂を担当する、休日に一緒に出かける。パパが担当できることはたくさんあります。公園でたっぷり体を動かす時間も、親子で楽しめるふれあいの一つです。イヤイヤが激しく、お母さんが煮詰まっているときに、パパが交代して外に連れ出すと、場面が切り替わることもあります。どちらか一人に負担が偏らないよう、家庭に合った形で分担していきましょう。
2歳で確認したいこと
- 安全対策…走る・のぼる・開ける動きに合わせて見直す。道路と窓は特に
- 食事…好き嫌いは長い目で見る。おやつの時間を決める
- 歯…奥歯が生えそろっていく時期。仕上げみがきを毎日の習慣に
- 健診…3歳ごろの乳幼児健診について、自治体の案内を確認
- 予防接種…接種状況を母子健康手帳で確認し、次回の予定をチェック
今日のポイント
- 🏃 走る・のぼるに合わせて、道路と窓の安全を最優先に
- 🗣️ 言い直させず、言葉を少し足して返そう
- 😤 かんしゃくは、安全を確保して、落ち着くのを待とう
- 🍚 好き嫌いは、ある程度長い目で見ていこう
- ❤️ お母さん自身の休息も、育児の一部と考えよう
まとめ
- 走る・跳ぶ・のぼるなど、運動の力が大きく育つ
- 二語文が出はじめる子も。言葉の幅はとても大きい
- イヤイヤ期は、自分の思いが育ってきた表れの一つ
- そばで別々に遊ぶ姿は、この時期によく見られる自然な姿
- トイレトレーニングは、年齢だけで決めず、その子の様子を見て
- 道路・窓とベランダ・水まわり・窒息に、引き続き注意
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・【1歳半】発達・言葉・生活リズムまとめ(前の年齢)
・【2歳半】発達・言葉・トイレトレーニングまとめ(次のステップへ)
・【2歳】子どもとのふれあい方10選(今日からできる触れ合い)
・2歳・夏の過ごし方 / 冬の過ごし方
参考・情報源
この記事は、以下の公的機関などの情報を参考に、保育士・幼稚園教諭で三児の母である運営者の経験を交えて作成しています。発達や食事、健診に関する最新の情報は、各機関の公式サイトや、かかりつけ医・自治体の相談窓口でご確認ください。
- こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト(発育・発達の目安)
https://mchbook.cfa.go.jp/category01/page01_02.php - 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意」(食品の切り方・与えない食品の目安)
- 世界保健機関(WHO)「5歳未満の子どもの身体活動・座位行動・睡眠に関するガイドライン」
- お住まいの自治体の乳幼児健診・母子保健・栄養相談・子育て相談窓口の情報 ほか
🌱 今月の安心メッセージ
「イヤ」と言えるのは、自分の思いが育った表れ。
手を焼く一日も、その子が育っている一日です。
毎回うまくできなくて、当たり前。
気になることがあれば、一人で抱えず相談して大丈夫です。
どうか、あなた自身も、こまめに休んでくださいね。
※本記事は一般的な子育て情報であり、専門的な相談に代わるものではありません。発達や言葉、食事のご心配は、健診や、かかりつけの小児科・自治体の子育て相談窓口・栄養相談でご確認ください。ご心配な様子があるときは、早めの受診をおすすめします。

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