【生後1ヶ月】赤ちゃんとのふれあい方9選|発達を促す関わり

ふれあいのページ:生後1ヶ月

生後1ヶ月。少しずつ、動くものを目で追ったり(追視)、「あー」「うー」と声を出したり(クーイング)、赤ちゃんからの発信が増えてくる時期です。触れ合いの幅も、ぐっと広がります。このページでは、生後1ヶ月の赤ちゃんとの、やさしいふれあい方を9つ、それぞれ「なぜいいのか」も添えてご紹介します。お母さんの体調を最優先に、できるときに、少しだけ楽しんでくださいね。発達や生活リズム全般は、【生後1ヶ月】発達・睡眠・生活リズムまとめもどうぞ。

保育士で三児の母が選びました

1ヶ月のふれあいで、いちばん大切なのは、上手にやることより、「あなたが大好きだよ」と伝えること。この時期は、追視やクーイングが始まる子が多いので、赤ちゃんからの発信に「応える」ことが、ぐっと楽しくなります。でも、赤ちゃんはすぐ疲れるので、様子を見ながら、短い時間で。産後のお母さんも、まだ疲れが残る頃です。無理をしないでくださいね。

声で触れ合う

1. たくさん話しかける

お世話をしながら、「気持ちいいね」「おむつ替えようね」と、たくさん話しかけてあげてください。返事はまだなくても、赤ちゃんは、お母さんの声を聞いて安心します。
💛 なぜいいの? 声を聞く経験の積み重ねが、やがて言葉を理解する土台づくりにつながっていくと言われています。

2. やさしく歌ってあげる

子守唄や好きな歌を、やさしい声で。上手でなくて大丈夫。抱っこしながら、ゆらゆら揺れて歌うと、赤ちゃんも落ち着きます。
💛 なぜいいの? リズムのある声は心を落ち着かせ、声の抑揚に触れることが、感性を育てる一歩になります。

3. 赤ちゃんの声(クーイング)に応える

生後1ヶ月ごろから、赤ちゃんは「あー」「うー」と、機嫌のいいときに声を出しはじめます(クーイング)。その声に、「あーなのね」「お話ししてるの?」と、応えてあげてください。赤ちゃんは、応えてもらえると、また声を出そうとします。
💛 なぜいいの? 声を出す、応えてもらう、という往復が、コミュニケーションと言葉の、いちばん最初の土台になります。この時期、特に大切なふれあいです。

肌で触れ合う

4. たっぷり抱っこする

この時期も、抱っこは最高のふれあいです。お母さんのぬくもり、心臓の音、匂いが、赤ちゃんを深く安心させます。首はまだすわっていないので、必ず頭を支えて。
💛 なぜいいの? 抱っこで安心感を積み重ねることは、赤ちゃんの心の発達につながると言われています。

5. やさしくなでる(ベビーマッサージの第一歩)

着替えやお風呂上がりに、手足やお腹、背中を、手のひらでやさしくなでてあげましょう。「気持ちいいね」と声をかけながら。これが、ベビーマッサージの第一歩です。オイルを使った本格的なマッサージは、もう少し先でも大丈夫。今は、やさしく触れるだけで十分です。
💛 なぜいいの? 肌への心地よい刺激は、赤ちゃんの安心感を高め、情緒の安定につながります。

目と耳で触れ合う

6. 顔を見せて、表情で遊ぶ

赤ちゃんがいちばん見やすいのは、20〜30センチの距離。抱っこしたときのお母さんの顔の位置です。そっと見つめ合いながら、にっこり笑ったり、口を大きく開けたり、舌を少し出したりして、いろいろな表情を見せてみてください。赤ちゃんは、じっと見ています。真似はまだできませんが、「顔を見る」こと自体が、赤ちゃんにとって、いい刺激になります。
💛 なぜいいの? この20〜30cmは、母子健康手帳でも紹介されている、赤ちゃんが見やすい距離の目安です。表情を見ることは、人への興味や、感情の発達につながります。

7. 目で追う遊び(追視をうながす)

1ヶ月ごろから、動くものを目で追う「追視」が始まる子が多いです。赤ちゃんの目の前(20〜30cm)で、おもちゃや、お母さんの顔を、ゆっくり左右に動かしてみてください。目で追おうとする様子が見られるかもしれません。ゆっくり、が大切です。
💛 なぜいいの? 目で追う動きは、視覚の発達を促します。追えなくても、焦らなくて大丈夫。個人差があります。

8. やさしい音を聞かせる(ガラガラなど)

ガラガラを、赤ちゃんの近くで、そっと鳴らしてみましょう。急に大きな音は立てず、やさしい音を。音のするほうを気にする様子が見られることもあります。
💛 なぜいいの? いろいろな音に触れることが、聴覚や感覚の発達を促します。

リラックスして触れ合う

9. お風呂でスキンシップ

毎日のお風呂も、大切なふれあいの時間です。「あったかいね」「きれいになったね」と声をかけながら、やさしく洗ってあげてください。お湯の心地よさと、手のぬくもりを感じる、リラックスタイムです。お母さんの負担が大きいときは、家族に頼んでくださいね。
💛 なぜいいの? 肌に直接触れるお風呂は、深いスキンシップ。声かけと合わせて、安心を届けられます。

保育士おすすめ「まずはこれから」
迷ったら、この順番で試してみてください。優劣ではなく、この時期に取り入れやすいものです。
★★★★★ ① たっぷり抱っこする
★★★★★ ② 話しかける
★★★★★ ③ 顔を見せて表情で遊ぶ
★★★★★ ④ クーイングに応える
★★★★★ ⑤ 目で追う遊び(追視)
★★★★☆ ⑥ 歌う ⑦ ガラガラ ⑧ ベビーマッサージ ⑨ お風呂

ふれあいというと「発達のために何かしてあげなきゃ」と気負ってしまいがちですが、心理学の視点から見ても、この時期にいちばん大切なのは、特別な働きかけよりも、赤ちゃんが「安心できる」と感じられること。抱っこされ、声をかけられ、おなかが満たされて眠る。その安心の積み重ねが、赤ちゃんの心の土台を育てます。上手にやろうとしなくて、大丈夫です。

パパにもおすすめ

ふれあいは、お母さんだけのものではありません。お父さんとのふれあいも、赤ちゃんには大切です。抱っこ、お風呂、歌、おむつ替え。どれも十分なふれあいになります。最初は、パパの抱っこで泣かれることもありますが、がっかりしないで。毎日の積み重ねで、赤ちゃんは、少しずつパパの声やぬくもりに慣れていきます。我が家も、三人目のときには、夫がすっかり頼れる存在になっていました。

赤ちゃんの「もう疲れたよ」のサイン

赤ちゃんは、大人よりずっと早く疲れます。次のサインが見られたら、「今日はここまでね」と、そっと休ませてあげてください。無理に続ける必要はありません。

  • 目をそらす、視線を合わせなくなる
  • あくびをする
  • ぐずりはじめる
  • 手をパッと広げる、体をそらす

ふれあう時間は、どれくらい?

「何分くらい?」と気になる方もいますが、時間の決まりはありません。5分でも、十分です。赤ちゃんの機嫌や体調を見ながら、無理のない範囲で。長い時間より、赤ちゃんが心地よいと感じる、短くて穏やかな時間のほうが、ずっと大切です。

今日、1つだけやるなら

もし今日、1つしかできないとしたら。抱っこをしながら、「今日もかわいいね」「大好きだよ」と、声をかけてみてください。赤ちゃんは、言葉の意味はまだ分からなくても、お母さんの、あたたかくて、やさしい声として、ちゃんと受け取っています。追視や表情遊びは、できない日があってもいい。でも、声をかけることは、いつでも、100パーセントできます。それだけで、今日のふれあいは、花丸です。

気をつけたいこと(やりすぎ注意)

楽しいふれあいでも、赤ちゃんの負担にならないよう気をつけてください。長時間、刺激を続けること(赤ちゃんは疲れます)。大きすぎる音。そして、絶対にやってはいけないのが、体を激しく揺さぶることです。あやすときのゆらゆらは、あくまでやさしく、ゆっくりと。強い揺れは「乳幼児揺さぶられ症候群」という、命に関わる深刻なダメージにつながります。首がすわっていないので、ふれあいのときは、いつも頭を支えて。ふれあいのあと寝かせるときは、必ず平らな寝床にあお向けにしましょう。

よくある質問

Q. 毎日たくさんふれあわないと、発達に影響しますか。
そんなことは、ありません。この時期は、たくさんふれあうことより、授乳して、抱っこして、安心して眠れることのほうが、ずっと大切です。できる日に、数分、ふれあうだけで十分です。お母さんが元気で、笑顔でいられることが、赤ちゃんにとって、いちばんの幸せですよ。

Q. 目の前でおもちゃを動かしても、追ってくれません。
追視は、始まる時期に個人差があります。まだ追わなくても、心配いりません。ゆっくり動かすこと、20〜30cmの距離を意識することがコツですが、それでも追わなければ、また今度、で大丈夫。焦らず、その子のペースを見守ってあげてください。

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このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報です。ふれあいは、赤ちゃんの体調やお母さんの回復具合に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。ご心配なことがある場合は、かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。

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