【生後10ヶ月】赤ちゃんとのふれあい方10選|発達を促す関わり

ふれあいのページ:生後10ヶ月

生後10ヶ月。つたい歩きが本格化し、指さしやまねっこ、喃語のおしゃべりが、にぎやかになる時期です。このページでは、生後10ヶ月の赤ちゃんとの、やさしいふれあい方を10、それぞれ「なぜいいのか」も添えてご紹介します。赤ちゃんの様子とお母さんの体調を大切にしながら、無理なく遊びを楽しんでくださいね。発達や生活リズム全般は、【生後10ヶ月】発達・睡眠・生活リズムまとめもあわせてご覧ください。

保育士で三児の母が選びました

生後10ヶ月のふれあいは、「動く」「まねる」「やり取りする」「言葉を楽しむ」楽しさが、さらに広がります。つたい歩きを見守ったり、まねっこ遊びをしたり、絵本や指さしでやり取りしたり。この時期の赤ちゃんの、やってみたい気持ちを、そっと後押しする関わりがおすすめです。ただ、赤ちゃんはまだ疲れやすい時期でもあります。機嫌や表情を見ながら、無理のない範囲で楽しみましょう。

動きと体で触れ合う

1. つたい歩きを見守る遊び

つかまり立ちが安定した子には、ソファや低い台のそばで、少し離れた場所に、お気に入りのおもちゃを置いてみましょう。赤ちゃんが、自分から手を伸ばし、横へ移動するのを、そばで見守ります。無理に歩かせる必要はありません。転んでも大きなけがにならないよう、周りの安全を整えて。
💛 なぜいいの? 自分で移動する楽しさを、親子で一緒に味わえます。

2. はいはいレース・トンネルくぐり

はいはいで、追いかけっこをしたり、大人がトンネルを作ってくぐらせたり。全身を使って動く遊びは、この時期にもぴったり。安全な場所で、のびのび楽しみましょう。
💛 なぜいいの? 全身を使って動く楽しさを、一緒に味わえます。

3. ボール転がし・追いかけ

やわらかいボールを、コロコロ転がして、赤ちゃんが、はいはいやつたい歩きで、追いかける遊び。ぶつかると危ないものが、周りにないか確かめてから、遊びましょう。
💛 なぜいいの? 転がるものを追う動きを、楽しく味わえます。

手と指を使って触れ合う

4. 積む・崩す遊び

やわらかい積み木や、軽いカップを、大人が積んで見せて、赤ちゃんが、崩すのを楽しみましょう。この時期は、「崩す」のが大好き。口に入らない大きさのものを選んでください。
💛 なぜいいの? 崩す動きと、その変化を見ることを、繰り返し楽しめます。

5. 入れる・出す遊び

口の広い容器に、大きめのブロックやボールを、入れたり、出したり。指先が器用になり、ねらった場所に入れようとする姿も。口に入らない、大きめのものを選びましょう。
💛 なぜいいの? 入れる・出すの繰り返しを、集中して楽しめます。

まねっこ・やり取りで触れ合う

6. バイバイ・パチパチ・まねっこ遊び

「バイバイ」「パチパチ」「ばんざーい」を、大人が笑顔で、ゆっくりやって見せましょう。この時期は、まねする子も増えます。まだまねしなくても大丈夫。毎日、繰り返し見せていると、あるとき、ふいにやってくれることがありますよ。
💛 なぜいいの? しぐさをまねるやり取りを、親子で楽しめます。

7. 「ちょうだい・どうぞ」遊び

おもちゃを差し出して「どうぞ」、受け取ったら「ちょうだい」。この時期は、渡すのが、上手になる子も。やり取りそのものを、楽しんでください。
💛 なぜいいの? 人と物をやり取りする、「一緒に遊ぶ」楽しさを味わえます。

言葉・発見で触れ合う

8. 喃語・おしゃべりのやり取り

赤ちゃんが「まんま」「ばーばー」などの声を出したら、まねして返したり、「そうだね」と応えたり。声のキャッチボールを楽しみましょう。
💛 なぜいいの? 声に応えてもらうやり取りが、言葉への興味につながります。

9. 指さしに応える遊び

赤ちゃんが、何かを指さしたり、見つめたりしたら、「わんわんだね」「電気だね」と、言葉を添えて応えてあげましょう。まだ指さしをしない子も、それで十分です。気持ちが通じる、うれしい経験になります。
💛 なぜいいの? 気持ちを分かち合う経験を、重ねられます。

10. 絵本を一緒に読む・指さす

厚紙などの丈夫な絵本を、一緒にめくったり、絵を指さしたり。「わんわんだね」と声をかけながら。同じ絵本を、繰り返し楽しむのも良いですよ。
💛 なぜいいの? 絵本の時間が、言葉への興味を育みます。

保育士おすすめ「まずはこれから」
10個すべてをやる必要はありません。赤ちゃんが興味を示した遊びを、その日の機嫌や体調に合わせて、ひとつずつ楽しんでみてください。特別なおもちゃや準備がなくても、大人とのやり取りそのものが、赤ちゃんにとって楽しい遊びになります。
★★★★★ ① つたい歩きを見守る
★★★★★ ② はいはいレース・トンネル
★★★★★ ③ ボール転がし・追いかけ
★★★★★ ④ 積む・崩す
★★★★★ ⑤ 入れる・出す
★★★★★ ⑥ バイバイ・パチパチ・まねっこ
★★★★★ ⑦ ちょうだい・どうぞ
★★★★★ ⑧ 喃語・おしゃべり
★★★★★ ⑨ 指さしに応える
★★★★★ ⑩ 絵本を一緒に読む・指さす

この時期、赤ちゃんは、大人の動作を、よく見て、まねをする姿が見られるようになります。電話を耳に当てるまねや、手を振るまねなど、身近な人の動作をまねして遊ぶこともあります。こうした「まねっこ」は、赤ちゃんなりの学びの一つです。大人が目の前で、ゆっくり、笑顔でやって見せてあげると、興味を持ってまねしてくれることがあります。まだまねをしなくても心配せず、親子のやり取りを楽しんでくださいね。

パパにもおすすめ

「お母さんでないとダメ」という時期でも、パパとのふれあいを少しずつ楽しんでいけます。はいはいレースやボール遊び、積む・崩す遊び、絵本、まねっこなど、パパが楽しめる遊びから始めてみましょう。パパならではの声かけや、少し大きめのリアクションを楽しむ子もいます。毎日少しずつ関わることで、パパとの遊びの時間も、赤ちゃんにとって大切な時間になっていきますよ。ただし、高く持ち上げたり、激しく揺らしたりする遊びは避けましょう。赤ちゃんの様子を見ながら、無理のない範囲で楽しんでくださいね。

赤ちゃんの「もう疲れたよ」のサイン

楽しくても、赤ちゃんは、大人より早く疲れることがあります。次のような様子が見られたら、遊びをいったん休んで、静かに過ごしてみましょう。

  • 目をそらす、視線を合わせなくなる
  • あくびをする
  • ぐずりはじめる
  • 体をそらす、のけぞる

ふれあう時間は、どれくらい?

「何分くらい遊べばいいの?」と気になる方もいますが、決まった時間はありません。数分のふれあいでも、赤ちゃんが楽しんでいれば十分です。赤ちゃんの機嫌や体調を見ながら、無理のない範囲で楽しみましょう。長い時間遊ぶことよりも、赤ちゃんと大人が、心地よく過ごせることを大切にしてくださいね。

今日、1つだけやるなら

もし今日、1つだけ選ぶなら、赤ちゃんのまねっこや、指さしに、応えてあげてください。赤ちゃんが電話のまねをしたら「もしもし」、何かを指さしたら「わんわんだね」。気持ちが通じた、といううれしさが、赤ちゃんの表情に広がります。特別な準備は、いりません。今日のふれあいは、それだけでも十分です。

気をつけたいこと(やりすぎ注意)

楽しいふれあいでも、赤ちゃんの負担にならないよう気をつけましょう。長時間、刺激を続けること、大きすぎる音、激しい動きは避けてください。特に、赤ちゃんの体を激しく揺さぶることは、絶対にやめましょう。また、「高い高い」のような、高く持ち上げたり激しく揺らしたりする遊びは、まだ避けましょう。この時期は、指でつまむのが上手になり、小さなものを口に入れやすくなります。誤飲を防ぐため、赤ちゃんの口に入る大きさのものや、壊れやすいもの、長い布・ひも状のものは、使わないでください。つたい歩きや、はいはい遊びのときは、目を離さず、周囲に、かたいものや危険なものがないか確認してください。寝かせるときは、平らで安全な寝床に、あお向けにしましょう。

よくある質問

Q. まだ歩きません。歩く練習をさせたほうがいい?
無理に練習させる必要はありません。歩きはじめる時期には、その子らしさが、大きく出ます。1歳を過ぎてから歩く子も、たくさんいます。はいはいや、つたい歩きで、たっぷり体を動かすうちに、自然と力がついていきます。そばで見守ってあげてください。

Q. 後追いがひどくて、遊ぶ余裕がありません。
後追いが強く見られるのも、成長の一つです。無理にたくさん遊ばなくても大丈夫。抱っこしたまま、絵本を読んだり、歌ったりするだけでも、立派なふれあいです。おんぶで、家事をしながら過ごすのも、一つの方法ですよ。

Q. 知育おもちゃは、必要ですか。
特別な知育おもちゃがなくても大丈夫です。積む、崩す、入れる、まねっこ、といった、シンプルな遊びでも十分楽しめます。空き容器や、身近なもので楽しめます。お母さんやお父さんと一緒に遊ぶ時間そのものも、大切な経験ですよ。

生後10ヶ月の遊びで育つ力

この時期の遊びには、さまざまな経験が詰まっています。つたい歩きや、はいはいでは、体を動かす経験。積む・崩す・入れる遊びでは、手指を使う経験。まねっこや、指さしに応える関わりでは、気持ちを通わせる経験。絵本や、喃語のやり取りでは、言葉への興味。どれも、特別な教材がなくても、毎日のふれあいの中で楽しめます。焦らず、赤ちゃんのペースで、一緒に楽しんでくださいね。

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※このほか「つたい歩き」「歩き始め」「ことばの発達」などのお悩み・情報記事も、順次お届けしていきます。

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このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報です。ふれあいは、赤ちゃんの体調やお母さんの体調に合わせて、無理のない範囲で楽しんでください。ご心配なことがある場合は、かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。

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