【生後0ヶ月】夏の過ごし方|服装・室温・熱中症対策

生後0ヶ月・夏の過ごし方(6〜8月生まれ)

夏に生まれた、生後0ヶ月の赤ちゃん(おおよそ6〜8月生まれ)。新生児期は、まだ体温を自分で調節する力がとても未熟です。夏の暑さや熱中症から赤ちゃんを守るのは、まわりの大人の役目になります。このページでは、生後0ヶ月の赤ちゃんと夏を過ごすときの、室温・湿度・服装の目安、暑さと脱水・熱中症の対策などを、保育士・幼稚園教諭で三児の母の視点からまとめました。発達や生活リズム全般は、【生後0ヶ月】発達・睡眠・生活リズムまとめのページもあわせてご覧ください。

保育士で三児の母がまとめました

新生児期は、基本的にお家の中で過ごす時期です。だからこそ、室内の環境を、赤ちゃんが快適に過ごせるように整えてあげることが、いちばん大切になります。産後のお母さんも、暑さで体力を消耗しやすいので、無理をしないでくださいね。

室温・湿度の目安(一覧)

項目夏の目安
室温26〜28℃
湿度50〜60%
服装短肌着1枚(暑ければ肌着だけでもOK)
水分補給母乳・ミルクで十分(麦茶や湯冷ましは不要)
エアコン我慢せず使用。冷風は直接当てない

室温・エアコンの使い方

夏の室温は、26〜28度くらいを目安にしてください。「赤ちゃんにエアコンは良くないのでは」と心配する方がいますが、そんなことはありません。暑い部屋で汗をかき続けるほうが、赤ちゃんには負担です。エアコンは、我慢せず使いましょう。コツは、冷たい風を赤ちゃんに直接当てないこと。風向きを上に向けて、部屋全体をやわらかく涼しくするイメージです。

👩‍🏫 保育士メモ
夏になると、園でも「赤ちゃんにエアコンは良くないですよね」というご相談を、本当によく受けます。でも実際には、暑さを我慢するほうが、ずっと危険です。私がいつもお伝えするのは、赤ちゃんの体感を心配しすぎるより、室温計・湿度計を見て、数字で調整しましょう、ということ。大人の「暑い・寒い」の感覚と、赤ちゃんに必要な環境は、少し違います。数字を目安にすると、迷わなくなりますよ。

湿度にも気をつける

夏は、気温だけでなく、湿度も大切です。湿度が高いと、汗がうまく蒸発せず、体に熱がこもりやすくなります。湿度は50〜60パーセントを目安に、エアコンの除湿機能なども活用してください。逆に、エアコンで乾燥しすぎることもあるので、湿度計で確認しながら、ちょうどよい環境を保ちましょう。

服装・肌着の目安

状況服装の目安
暑い室内短肌着1枚でもOK
エアコンの効いた部屋短肌着+薄手のコンビ肌着
基本の考え方大人より1枚少なめ。汗をかいたら着替える

赤ちゃんは大人より暑がりなので、大人が「少し涼しいかな」と感じるくらいが、赤ちゃんにはちょうどいいことが多いです。素材は、汗をよく吸う綿100パーセントのものがおすすめです。

👩‍🏫 保育士ワンポイント
赤ちゃんは、手足が冷たくても、体が冷えているとは限りません。手足は、熱を逃がして体温を調節している場所だからです。暑いか寒いかを確かめるときは、手足ではなく、背中や胸に手を入れてみてください。汗ばんでいたら暑い、ひんやりしていたら寒い、のサインです。これが、いちばん分かりやすい方法です。

暑さ・脱水に気をつける

新生児は、体の水分の割合が高く、汗をかくと脱水になりやすいです。ただ、水分補給は、母乳やミルクで足ります。この時期に、麦茶や湯冷ましを別に飲ませる必要はありません。暑い日は、欲しがるようなら、いつもより少しこまめに授乳してあげてください。

熱中症を防ぐために

「新生児が熱中症?」と思うかもしれませんが、自分で暑さを訴えられない赤ちゃんは、大人以上に注意が必要です。室温と湿度を適切に保つこと、汗をかいたら着替えさせること、水分(授乳)をこまめにとること。この3つが、熱中症予防の基本です。赤ちゃんの様子を、こまめに見てあげてください。

車内の置き去りは、絶対にやめてください。真夏の車内は、エンジンを切ると、短時間でも命に関わる高温になります。「少しの間だから」「寝ているから」と、赤ちゃんを一人で車に残すことは、どんな理由があっても、絶対にしないでください。毎年、痛ましい事故が起きています。買い物や用事のときは、必ず赤ちゃんを連れて、一緒に車を降りてください。

また、次のような様子は、脱水や体調不良のサインかもしれません。ぐったりして反応が弱い、おしっこの回数が極端に少ない、唇や口の中が乾いている、母乳やミルクの飲みが悪い。すずしい場所で授乳し、それでも改善しない、ぐったりが強いときは、ためらわず産院や小児科に相談してください。特に、生後3ヶ月未満で38度以上の発熱があった場合は、すぐに受診してください。

あせも・肌トラブル対策

新生児の肌は、とてもデリケートで、汗をかきやすい夏は、あせもができやすいです。首、脇、背中、おむつまわりなど、汗のたまる場所は、こまめにガーゼでやさしく拭いてあげてください。1日1回の沐浴に加えて、汗をたくさんかいたら、シャワーでさっと流してあげるのも良いです。お風呂上がりには、赤ちゃん用の保湿剤で、肌のうるおいを保ってあげましょう。赤みやただれがひどくなったり、続いたりする場合は、早めに小児科や皮膚科で相談してください。

先輩ママ(我が家)はどうだった?

我が家の長男は、夏生まれでした。一人目のとき、私は「暑いんだから、薄着にしなきゃ」と思い込んで、肌着1枚で過ごさせていたんです。ところが、エアコンの効いた部屋で、気づいたら背中がひんやり冷えていて、あわてて1枚足したことがありました。薄着にすればいい、というものでもないんだな、と実感した出来事です。それ以来、私は、見た目や思い込みで判断せず、必ず赤ちゃんの背中を触って、汗ばんでいないか、冷えていないかを確かめるようになりました。エアコンの風の向きや、赤ちゃんの位置でも、体感はずいぶん変わります。数字と、背中チェック。この2つが、夏を乗り切るコツだと思っています。

夏によくある質問

Q. エアコンは、一晩中つけっぱなしでもいいですか。
はい、夏の夜は、つけっぱなしで構いません。夜中に暑くなって、汗をかいたり、脱水になったりするほうが心配です。設定温度を26〜28度にして、冷風が直接当たらないようにして、朝までつけておいて大丈夫です。

Q. 扇風機だけでも大丈夫ですか。
気温がそれほど高くない日は、扇風機やサーキュレーターで空気を回すだけでも過ごせます。ただ、猛暑日は、扇風機だけでは室温が下がらず、熱中症のリスクがあります。暑い日は、エアコンを使ってください。扇風機を使うときも、赤ちゃんに直接風を当てず、空気を循環させるように使いましょう。

Q. 冷感シートや保冷剤は使えますか。
使えますが、赤ちゃんの肌に直接当てないよう注意してください。冷えすぎたり、低温やけどになったりすることがあります。ベビーカーやチャイルドシートの下に敷くなど、間接的に使うのがおすすめです。

今日できること(夏の室内チェック)

新生児期はお家で過ごす時期なので、お家の中を、快適に整えるチェックです。

  • エアコンをつけて、室温を26〜28度にした
  • 湿度計を見て、50〜60%くらいか確認した
  • 冷風が、赤ちゃんに直接当たっていないか確かめた
  • 赤ちゃんの背中を触って、汗ばんでいないか見た
  • 汗をかいていたら、肌着を替えた
  • ガーゼを、すぐ拭けるように準備した

暑い日は、赤ちゃんも、いつもより機嫌が悪くなったり、寝つきが悪くなったりすることがあります。「どうして今日は、こんなにぐずるんだろう」と悩んでしまいがちですが、「今日は暑いからかな」くらいに、軽く考えて大丈夫です。大人だって、暑い日は不快で、イライラしますよね。赤ちゃんも同じです。そして、暑さで疲れるのは、お母さんも同じ。無理をせず、涼しい部屋で、一緒にゆっくり過ごしてくださいね。

この時期の外出について

生後0ヶ月は、まだ本格的な外出をする時期ではありません。1ヶ月健診で問題がなく、赤ちゃんの体調も良ければ、少しずつ外の空気に慣らしていきますが、それまでは、お家の中で過ごすのが基本です。特に夏は、暑さの負担が大きいので、無理に外に連れ出す必要はありません。お母さんの体の回復を優先して、ゆっくり過ごしてください。

夏に、あってよかったもの

夏の赤ちゃんとの生活で、我が家で役立ったものを挙げておきます。お住まいの環境に合わせて、必要なものを選んでください。

温湿度計(室温と湿度をひと目で確認できる/これが基本)。ガーゼ(汗を拭く・何枚あっても困らない)。サーキュレーター(エアコンの空気を部屋全体に循環させる)。保冷シート(ベビーカーやチャイルドシート用/肌に直接当てない)。
※具体的な商品は、お使いの環境やお好みに合わせて選んでください。

まとめ

  • 室温は26〜28度、湿度は50〜60%目安。エアコンは我慢せず、冷風は直接当てない
  • 短肌着1枚など大人より1枚少なめ。背中を触って汗チェック
  • 水分補給は母乳・ミルクで十分。熱中症予防に室温・湿度・授乳を
  • 車内の置き去りは、絶対にNG。命に関わります
  • 新生児期は外出控えめに。お家を涼しく、お母さんも休んで

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このブログを書いている人
保育士・幼稚園教諭の資格保有|保育・幼稚園歴10年以上|3児の母

大学で心理学を履修後、教育学部を経て保育士・幼稚園教諭になりました。心理学×教育の考えを元に育児の悩みに向き合っています。保育園と幼稚園の両方で出会ったたくさんの親子と、我が家の毎日から学んだ「今日から試せること」をお届けします。

※本記事は一般的な子育て情報であり、専門的な相談に代わるものではありません。暑さによる体調不良が疑われるときや、ご心配が続く場合は、産院やかかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口にご相談ください。生後3ヶ月未満の発熱は、早めの受診をおすすめします。

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