1歳10ヶ月の息子の指さしが多すぎて疲れてしまいます。そのたびに「これは〇〇だよ」と教えていますが、本当にしんどいです。何回言えばいいのという気持ちになって、つい強い口調で言ってしまうこともあります。イライラが募って、物を投げてしまうこともあります。みなさん、こういうときどうやって乗り切っているのでしょうか。
朝から晩まで「これ何?」に付き合い続けるのは、本当に消耗します。うんざりしてしまうのも、つい強い口調になってしまうのも、あなたが手を抜いているからではなく、毎回きちんと応えてきたからです。まず、そこは自分を責めないでください。そのうえで、この時期の指さしの意味と、あなたが少しでも楽になる方法を一緒に考えていきます。
指さしが多いのは、順調に育っている証拠
まず知っておいてほしいのは、1歳10ヶ月で指さしがたくさん出るのは、発達としてとても順調だということです。指さしは、まだ言葉が十分に出ない子にとっての、大切なコミュニケーションの手段です。「これ何?」という知りたい気持ち、「見て見て」という共感してほしい気持ち。それを指さしで表現しているんです。これがたくさん出る子は、言葉やまわりの世界への興味が、今まさにぐんぐん伸びている時期にいます。
とはいえ、それに一日中付き合う側は、心底疲れます。園でも、この時期の子の「これ何」は本当にエンドレスで、可愛いのは間違いないのですが、正直に言えば、大人の体力はどんどん削られていきます。あなたがしんどいのは、当たり前のことなんです。順調な発達だと分かっていても、疲れるものは疲れる。そこは、はっきり認めていいと思います。
大事なのは、この指さしに「毎回きっちり正解を返さなくていい」ということです。子どもが本当に求めているのは、正確な名前そのものより、「見てくれた」「反応してくれた」という手応えのほうだったりします。ここを知っているだけで、あなたの肩の力がずいぶん抜けます。全部に完璧に答えようとしなくて大丈夫です。
少しでも楽になる関わり方
毎回きっちり答えず、相づちでもいい
「これは電車だよ」と毎回丁寧に教え続けなくても、大丈夫です。指さしに対して「ほんとだね」「あったね」「すごいね」と、相づちだけを返す日があってもいいんです。子どもは、名前を正確に教わることより、「自分の発見に反応してもらえた」ことで満たされます。もちろん、余裕があるときは名前を教えてあげるといいですが、疲れているときは相づちで十分。この「手を抜いていい」という許可を、自分に出してあげてください。園でも、保育士が全ての指さしに正確な名前を返しているわけではなく、「そうだね」と受け止めるだけの場面もたくさんあります。
答える役を、一人で抱えない
あなたがずっと答え役を続ける必要はありません。パートナーがいる時間は代わってもらう、祖父母に頼れるときは頼る。時には絵本やテレビに少し頼ってもいいんです。「ちゃんと向き合わなきゃ」と一人で背負い込むと、余裕がなくなって、かえって強い口調になってしまいます。役割を分けることは、手抜きではなく、あなたが穏やかでいるための工夫です。
しんどいときは「今は休憩」と伝えていい
1歳10ヶ月でも、あなたの雰囲気はちゃんと伝わります。ずっと相手をし続けるより、時々「ママ、ちょっと休憩ね」と一声かけて、少しだけ離れる時間を作るほうが、長い目で見て続けられます。子どもは最初は不満そうにするかもしれませんが、大人にも都合があると少しずつ学んでいきます。あなたが倒れないことが、何より大切です。
ここで一番お伝えしたいのは、物を投げてしまう、というところです。これは、あなたが限界に近いというサインです。イライラして物に手が出そうになったら、それは「少し休みたい」という体からの合図だと受け取ってください。そのときは、お子さんが安全な場所にいることを確認して、数分その場を離れて深呼吸を。別の部屋で一息つくだけで、気持ちがリセットされます。我慢して答え続けて爆発するより、一度離れるほうがずっといいです。そして、こうしたイライラが毎日続いてつらいようなら、一人で抱えず、自治体の子育て支援センターや保健センターに「毎日しんどい」と話してみてください。少し預けて一人になる時間を作るだけで、ずいぶん楽になります。
- 1歳10ヶ月で指さしが多いのは、言葉やまわりへの興味が伸びている順調な証拠
- 一日中付き合う大人が疲れるのは当たり前。順調でも疲れるものは疲れる
- 毎回きっちり答えず「ほんとだね」の相づちでいい。子どもは反応そのもので満たされる
- 答える役を一人で抱えず、パートナーや絵本にも頼っていい
- 物を投げそうになるのは限界のサイン。安全を確保して一度離れ、つらさが続くなら窓口に相談を
※本記事は一般的な子育て情報であり、専門的な相談に代わるものではありません。イライラがつらい状態が続く場合は、お一人で抱えず、自治体の子育て相談窓口や保健センターにご相談ください。

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